研究領域 | 生体防御における自己認識の「功」と「罪」 |
研究課題/領域番号 |
22H05182
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山崎 晶 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (40312946)
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研究分担者 |
三宅 健介 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60229812)
和泉 自泰 九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授 (70622166)
瀬川 勝盛 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (20542971)
改正 恒康 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (60224325)
安友 康二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (30333511)
木村 元子 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00345018)
浅野 謙一 東京薬科大学, 生命科学部, 准教授 (10513400)
堀 昌平 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (50392113)
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研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
336,180千円 (直接経費: 258,600千円、間接経費: 77,580千円)
2024年度: 30,030千円 (直接経費: 23,100千円、間接経費: 6,930千円)
2023年度: 27,300千円 (直接経費: 21,000千円、間接経費: 6,300千円)
2022年度: 227,890千円 (直接経費: 175,300千円、間接経費: 52,590千円)
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キーワード | 免疫センサー / 自己分子 / 自己認識 / 恒常性維持 |
研究開始時の研究の概要 |
パンデミックを受け、今や免疫学は一般社会にとって極めて身近な存在となった。宿主免疫の重要性は万人の知るところとなり、ワクチンは1年足らずで世界に普及した。このように、免疫学はヒトの病気に極めて近い学問分野である一方で、長年科学的に解明されていない免疫現象や疾患は数多い。こうした未解明の問題を解決するには、パラダイムシフトをもたらす新たな視点、技術に基づく組織的なアプローチが必要である。本研究領域では、これまで見逃されてきた生体防御における自己認識の「功」の部分にも焦点を当てた、「自己指向性免疫」という新概念を提唱し、学際的なブレークスルーと疾患の予測を可能にする方法論の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究領域では 、これまで見逃されてきた生体防御における自己認識の「功」の部分にも焦点を当てた、「自己指向性免疫」という新たな概念を提唱し、学際的なブレークスルーと疾患の予測を可能にする方法論の確立を目指している。 本年度より新たに公募研究班が参画し、情報交換、試料の相互利用など有機的な連携体制を推進した。毎週水曜日の12-13時には、計画班、公募班員が1人ずつ自分の研究背景、位置づけ、進捗や方向性について紹介するJCをzoom形式で実施し、個々の研究進捗状況の把握と領域全体としての方向性を明確にすることが実現できた。5月と11月には領域ニュースレターを発刊し、領域内外の研究者へ情報発信し、広報活動を推進した。 また5月に領域会議を淡路で開催し、計画班、公募班全員による研究発表を行い、活発な議論を行った。9月には若手ワークショップを大阪で開催し、若手研究者が自由に意見交換できる交流の場を提供した。 研究支援に関して、最新技術・試料の共有と研究支援の充実、領域内外での共同研究の促進を重視し、積極的な領域内外共同研究のサポートを行った。 さらに国際シンポジウムを共催で開催し、招聘した海外研究者と領域メンバーが講演を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
Chromium Xの条件を再検討し領域内研究支援体制を確立することが出来た。公募研究班が参画したが、情報交換、試料の相互利用など連携体制も推進した。
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今後の研究の推進方策 |
最新技術とマテリアルの共有、研究支援の充実、とりわけ公募班の支援と領域内外での共同研究の促進を重視する。さらに今後も毎週水曜日にzoom 形式でのJCを継続し、研究進捗状況の把握と共に領域内での情報共有も推進する。
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