研究領域 | メタアグリゲートの超分子挙動と動的キャプチャー |
研究課題/領域番号 |
23H03849
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村上 一馬 京都大学, 農学研究科, 准教授 (80571281)
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研究分担者 |
小野 賢二郎 金沢大学, 医学系, 教授 (70377381)
中山 隆宏 金沢大学, ナノ生命科学研究所, 准教授 (00532821)
矢吹 悌 熊本大学, 発生医学研究所, 准教授 (70756121)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2024年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 研究推進 / 若手支援 / アウトリーチ / 国際共同研究 / 女性活躍 |
研究開始時の研究の概要 |
総括班は領域会議の決定事項に基づいて,領域成果の発信(ニュースレターや教科書の発刊等),広報活動、国際活動および若手支援を推進することを目的としている.領域HPを立ち上げるとともに,領域主催(共催)シンポジウムやアウトリーチを各班員の所属学会の年会・支部会等で企画することで研究者・一般向けに情報を発信する.さらに,海外研究者を含めた評価班および学術調査官の先生方から、領域会議等を通して定期的に評価・助言を頂戴することによって,情報発信力と国際競争力を高める.
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研究実績の概要 |
複数回の領域会議を通して、メタアグリゲート研究の課題の抽出とそれに対する解決策の相互提案を行った。領域HP(https://www.metaaggregate.kais.kyoto-u.ac.jp/)を設立し、国内で複数回共催シンポジウムを実施した[日本認知症学会(世話人:村上・小野)と日本神経化学会(世話人:矢吹・小野)]。また小野が編集した実験医学増刊号において、小野、村上、中山が執筆し、領域活動を国内外に広く発信した。さらに、アウトリーチ活動としては、小中高大混成の金沢大学STELLAプログラムで中山が講師を務めた。 一方、領域独自の企画として、領域外の講師を招いた「メタアグリセミナー」ならびにプログレスミーティングを交互に毎月、オンライン形態で実施した。これらのオンラインミーティングだけでなく、キックオフミーティングや領域会議を介して、評価班および学術調査官から助言を得ながら、各計画研究や計画班どうしの共同研究を効果的に推進した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
複数回の領域会議を通して、メタアグリゲート研究の課題の抽出とそれに対する解決策の相互提案を行った。特に、メタアグリゲート形成に重要な生体成分の探索方法、メタアグリゲートを構成するRNAの高次構造の存在において進展があった。領域HP(https://www.metaaggregate.kais.kyoto-u.ac.jp/)を設立するとともに、日本認知症学会(世話人:村上・小野)と日本神経化学会(世話人:矢吹・小野)において、共催シンポジウムを開催した。また小野が編集した実験医学増刊号(実験医学増刊Vol.41 No.12:いま新薬で加速する神経変性疾患研究:異常タンパク質の構造、凝集のしくみから根本治療の真の標的に迫る)において、小野、村上、中山が執筆し、領域活動を国内外に広く発信した。実際、村上と小野が執筆し、領域発足のきっかけにもなった総説論文がTopDownloadedArticleに選出されるなど、一定の効果が現れた。さらに、アウトリーチ活動としては、小中高大混成の金沢大学STELLAプログラムで中山が講師を務めた。班員の異動としては、矢吹が准教授に昇任した。 一方、オンラインツールを積極的に活用し、領域外の講師を招いた「メタアグリセミナー」を企画し、プログレスミーティングと交互に毎月実施した。これらは、各計画研究の方向性を定めるのに役立ったのみならず、問題点の解決や計画班どうしの共同研究の推進にも貢献した。領域会議の際には評価班および学術調査官にも参加していただき、助言をいただいた。これらの進捗状況を鑑みて、当初の計画以上に進展していると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
「メタアグリゲート」という新語のさらなる浸透を目的として、新たに領域Xを開設し、領域HPと連動させる。前年度と同様に、領域会議、メタアグリセミナー、プログレスミーティングを実施し、各種年会における共催シンポジウムを積極的に遂行する。さらに、今年度は公開シンポジウム(金沢大学)を行い、評価班の海外研究者の方に特別講演を実施していただく予定であり、情報発信力と国際競争力を高めることで、コミュニティの実質的な醸成に努める。
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