研究領域 | タンパク質寿命が制御するシン・バイオロジー |
研究課題/領域番号 |
23H04917
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村田 茂穂 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20344070)
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研究分担者 |
石濱 泰 京都大学, 薬学研究科, 教授 (30439244)
山野 晃史 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 准教授 (30547526)
佐伯 泰 東京大学, 医科学研究所, 教授 (80462779)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
58,890千円 (直接経費: 45,300千円、間接経費: 13,590千円)
2024年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2023年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
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キーワード | タンパク質寿命 / タンパク質分解 / ユビキチン / 質量分析 / 標的タンパク質分解 / ケミカルバイオロジー / 若手育成 |
研究開始時の研究の概要 |
タンパク質の寿命の仕組みを「識る」「測る」「操る」ことにより「タンパク質寿命が制御するシン(新/真/深)・バイオロジー」の理解を目指し、多彩なテクノロジーを有する世界最高レベルのタンパク質寿命研究グループの構築を目指す。タンパク質分解、分析化学、バイオインフォマティクス、ケミカルバイオロジー研究者の連携による相乗効果を生み出すため、研究体制、研究手法、情報共有を支援し、領域の円滑かつ効率的な運営を進める。
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研究実績の概要 |
本領域では以下のビジョンに基づき運営する。 1.タンパク質寿命学の創出:「タンパク質の寿命が千差万別なのはなぜか」という根源的な問いに対する答えに挑み、包括的なタンパク質寿命 制御の仕組みの理解を新しい切り口として、老化、幹細胞機能制御、分解異常に基づく疾患発症などの生理・病態研究を飛躍させる。 2.領域内の連携強化:本領域の特徴は、多様な専門分野をそれぞれ究めてきた班員間が有機的な連携を図ることにある。細胞内分解、分析化学 、バイオインフォマティクス、ケミカルバイオロジーの研究者を結集し、全班員が人的・技術的交流を推進し、積極的な融合研究を実施するこ とにより相乗効果を図る。すでに多様な連携研究が開始もしくは準備中であるが、今後よりシステマティックに連携を強化するための組織を総 括班内に設置する。3. 国際活動と次世代研究者の育成:タンパク質寿命制御による創薬が世界的に一層拡大していく状況で、タンパク質寿命研究の最前線で活躍 する若手の育成は急務である。質量分析、生物情報科学、有機化学の素養に長けた次世代のタンパク質寿命研究者を育成すべく、研究室間人材 交流、若手主催の研究会の開催、国際学会参加、海外派遣を積極的に支援する。これらにより本研究班を将来的に持続発展が可能な領域として 成長させる。 2023年度は総括班会議を2回、臨時計画班会議を1回行い、領域内の密な連携に務めた。 異分野連携窓口・研究支援班設置を行い、分子細胞生物学・分析化学・情報科学・ケミカルバイオロジーの強力な研究支援体制の構築と研究融合も順調に進展している。 また、2泊3日の領域会議を実施し、領域内共同研究の一層の進展、若手研究者の育成を目的とした若手発表会およびポスター発表の励行を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
共同研究窓口が上手く機能し、領域内の融合が大きく進展している。また、若手の領域への積極的な参加が活発であり、次世代研究者の育成も順調である。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度より第1期公募班17が領域に参画する。2024年度には5月と9月の2回の領域会議を開催し、領域の融合と共同研究の促進を図る。また、2025年度10月に世界の関連研究領域のトップ研究者を招聘した国際シンポジウムを開催することを決定し、その準備を行う。
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