研究領域 | 太陽地球圏環境予測:我々が生きる宇宙の理解とその変動に対応する社会基盤の形成 |
研究課題/領域番号 |
15H05813
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
石井 守 国立研究開発法人情報通信研究機構, 電磁波研究所宇宙環境研究室, 室長 (20359003)
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研究分担者 |
中田 裕之 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30345011)
佐藤 達彦 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究主幹 (30354707)
齋藤 享 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 電子航法研究所, 上席研究員 (40392716)
中村 雅夫 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60373445)
冨澤 一郎 電気通信大学, 宇宙・電磁環境研究センター, 准教授 (50111696)
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研究期間 (年度) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
82,290千円 (直接経費: 63,300千円、間接経費: 18,990千円)
2019年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2018年度: 15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2017年度: 15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2016年度: 15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2015年度: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
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キーワード | 宇宙天気 / 電波伝搬 / 衛星帯電 / 航空機被ばく / ハザードマップ / モデル統合 / 被ばく / 人工衛星保全 / 電力網保全 / 誘導電流 / 宇宙天気災害 / 送電網保全 / 航空運用 / リスクマネジメント / 電力網 / 衛星保全 / 通信障害 / 宇宙環境 / 衛星運用 / 人体被ばく / 宇宙科学 / 衛星測位 / 人工衛星 / 超高層物理学 / 太陽物理学 |
研究成果の概要 |
電波伝搬においては電離圏擾乱による電波障害の予測推定のための電波伝搬シミュレータを開発し、観測に基づいた検証を行った。衛星帯電においては静止軌道用環境予測モデルを開発し、衛星の表面、内部帯電の脅威レベルを提示するシステムを構築した。航空機被ばくにおいては航空機・宇宙機の被ばく警報システムを開発し,宇宙天気情報として発信した。また、我が国での最大の宇宙天気現象の社会インパクトを議論し「宇宙天気ハザードマップ」として取りまとめた。宇宙天気の太陽・惑星間空間・磁気圏および電離圏の各領域のモデルについて実利用の観点から統合を検討するとともに、改善すべきパラメータを抽出し研究目標の具体化につなげた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、同じ研究領域内で得られた最新の知見を実際の宇宙天気予報で使用可能な形で活用するためのコンテンツ開発を行った。ユーザーとの交流を通じ、真に必要とされる情報の抽出を行った。開発したシステムのうち航空機被ばく推定システムはすでに国際民間航空機関における運用に情報が提供する枠組みが構築され、実利用に資するものとなっている。電波伝搬シミュレータについても現在Web上での公開を進めている段階である。衛星帯電推定システムについては材質の標準化等に資する方向性が見いだせた。宇宙天気ハザードマップは我が国初の試みであると同時に、既存の他国の文書では示されていない定量的な議論を行った点で意義が高い。
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