研究領域 | ハイブリッド量子科学 |
研究課題/領域番号 |
15H05869
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所 |
研究代表者 |
山口 浩司 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所, 量子電子物性研究部, 上席特別研究員 (60374071)
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研究分担者 |
本間 芳和 東京理科大学, 理学部第一部物理学科, 教授 (30385512)
野村 政宏 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (10466857)
有江 隆之 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80533017)
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研究期間 (年度) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
214,370千円 (直接経費: 164,900千円、間接経費: 49,470千円)
2019年度: 20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
2018年度: 23,270千円 (直接経費: 17,900千円、間接経費: 5,370千円)
2017年度: 26,910千円 (直接経費: 20,700千円、間接経費: 6,210千円)
2016年度: 76,830千円 (直接経費: 59,100千円、間接経費: 17,730千円)
2015年度: 66,950千円 (直接経費: 51,500千円、間接経費: 15,450千円)
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キーワード | フォノン / 機械共振器 / CNT / グラフェン / 量子 / ナノテクノロジー / マイクロ・ナノデバイス / ナノチューブ / 機械振動子 / 熱制御 / 機械材料・材料力学 / ナノマシン / ナノチューブ・フラーレン / 微小共振器 |
研究成果の概要 |
トップダウン手法によるフォノニック結晶の作製技術や、量子ドット・機械共振器の量子ハイブリッド素子技術が大きく進展し、一方、ボトムアップ手法をベースとした技術に関して、グラフェン成長の同位体制御やCNTへの欠陥導入手法などの新しいナノ構造作製技術が確立された。両手法の融合技術に関しても、架橋CNT構造のデバイス化やナノワイヤ量子ドットとメカニカル共振器実現などの優れた結果を得た。これらの成果は充分な学術的価値と新技術を生み出し、最終目標であるフォノンを介した量子トランスデューサ実現に向けて極めて多くの知見と技術を得られたという意味において、本計画研究の目的は高いレベルで達成できたと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、量子技術は全く新しい研究フェーズに推移しており、実用技術への展開が現実のものとなりつつある。本研究課題における成果は、本領域が目指した量子計測や量子トランスデューサなどの革新的技術分野の実現に向けて、着実なステップを進めることができたものと考えられる。また、古典的フォノンの範囲においても、本課題で得られた超高感度のセンシング技術や核磁気共鳴の新手法、フォノン流の制御技術、カーボンナノ材料の原子レベルでの成長制御技術は、様々な極限センサや新しい機能を持つナノデバイス創生に大きな貢献を果たすものと期待される。
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