研究領域 | J-Physics:多極子伝導系の物理 |
研究課題/領域番号 |
15H05883
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中辻 知 東京大学, 物性研究所, 教授 (70362431)
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研究分担者 |
鈴木 通人 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (10596547)
小林 寿夫 兵庫県立大学, 物質理学研究科, 教授 (40250675)
榊原 俊郎 東京大学, 物性研究所, 教授 (70162287)
中西 良樹 岩手大学, 理工学部, 教授 (70322964)
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研究期間 (年度) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
212,810千円 (直接経費: 163,700千円、間接経費: 49,110千円)
2019年度: 27,300千円 (直接経費: 21,000千円、間接経費: 6,300千円)
2018年度: 27,300千円 (直接経費: 21,000千円、間接経費: 6,300千円)
2017年度: 68,770千円 (直接経費: 52,900千円、間接経費: 15,870千円)
2016年度: 48,490千円 (直接経費: 37,300千円、間接経費: 11,190千円)
2015年度: 40,950千円 (直接経費: 31,500千円、間接経費: 9,450千円)
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キーワード | J-Physics / 局在多極子 / 価数揺動 / 多極子近藤効果 / 超電導 / 超伝導 / 局在多極子系 / クラスター多極子 / 価数揺動系 / 多極子近藤系 / 量子臨界現象 |
研究成果の概要 |
領域内及び他領域との緊密な協力関係により、原子に局在した多極子と伝導電子の相互作用による多彩な現象、価数の量子臨界現象、スピン軌道相互作用が本質的に重要なモット絶縁体など、当初目標としていた課題に関する理解を飛躍的に高めることができた。それだけでなく、新物質の発見を契機に、f電子スカーミオンの発見、ベリー曲率による新しい諸物性の発見、クラスター多極子という新しい概念の創出など、当初予期していなかった成果も得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
局在多極子と伝導電子の相関効果の基礎学理を確立し、新たな量子機能の発見に繋がった。また原子サイトの多極子の概念を拡張したクラスター多極子という新しい概念が生まれた。これは磁気構造の理解を深め、物理現象の予言に有用であると同時に、第一原理計算の自動化にも貢献した。これらの新機能・新概念はスピントロニクスを始め様々な分野にも波及しており、次の飛躍への重要な一歩となる。
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