研究領域 | なぜ宇宙は加速するのか? - 徹底的究明と将来への挑戦 - |
研究課題/領域番号 |
15H05895
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大栗 博司 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任教授 (20185234)
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研究分担者 |
早田 次郎 神戸大学, 理学研究科, 教授 (00222076)
野村 泰紀 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 主任研究員 (40647616)
山本 一博 九州大学, 理学研究院, 教授 (50284154)
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研究期間 (年度) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
32,240千円 (直接経費: 24,800千円、間接経費: 7,440千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2016年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2015年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 素粒子論 / 宇宙論 / 超弦理論 / 量子重力 / 量子重力理論 / 暗黒エネルギー / 修正重力 / 構造形成 / ホログラフィー原理 / 情報不等式 / 正エネルギー定理 / ブラックホール情報問題 / 低エネルギー有効理論 / Massive Gravity / 修正重力理論 / 準非線形密度揺らぎの進化 |
研究成果の概要 |
超弦理論のような整合性のある量子重力理論の低エネルギー有効理論に制限を与えるスワンプランドの研究を進めた。「ドジッター条件」や「反ドジッター条件」など新たなスワンプランド条件を提唱し、素粒子模型や宇宙論に影響を与えるとともに、これらのスワンプランド条件の理論的基礎固めも行った。また、半世紀以上議論されてきた「量子重力にはグローバル対称性がない」という主張について、ホログラフィー原理から厳密な証明を与えた。さらに、インフレーションやダークマターの新しい理論模型を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般相対性理論と量子力学の統合を目指す超弦理論の完成は、自然界の最も基本的な法則を解明しようとする人類の大きな知的作業の到達目標の一つである。本研究では、特に近年発達した宇宙観測技術と協奏して宇宙のダークセクターの理解を深め、それにより超弦理論の理論的検証の可能性をひろげた。これは超弦理論の完成に向けた大きな一歩である
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