研究領域 | パレオアジア文化史学ーアジア新人文化形成プロセスの総合的研究 |
研究課題/領域番号 |
16H06408
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
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研究分担者 |
加藤 真二 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, 部長 (20261125)
高倉 純 北海道大学, 埋蔵文化財調査センター, 助教 (30344534)
山岡 拓也 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (30514608)
石田 肇 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70145225)
松藤 和人 同志社大学, 文学部, 教授 (90288598)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
119,340千円 (直接経費: 91,800千円、間接経費: 27,540千円)
2020年度: 23,400千円 (直接経費: 18,000千円、間接経費: 5,400千円)
2019年度: 25,220千円 (直接経費: 19,400千円、間接経費: 5,820千円)
2018年度: 26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2017年度: 25,220千円 (直接経費: 19,400千円、間接経費: 5,820千円)
2016年度: 19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
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キーワード | 考古学 / 人類進化 / 旧石器時代 / ホモ・サピエンス / 遺跡編年 / ネアンデルタール人 / 新人アフリカ起源説 / 現代人的行動 / 中期旧石器時代 / 後期旧石器時代 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、旧人や新人がアジア各地に残した各種の証拠を集成し、新人が拡散したルート、時期に関する地理的編年的枠組みを構築することであった。そのため、新人の拡散・定着期(約20-2万年前)の遺跡や年代、発見物についてのデータベースを作成することを目指した。既刊文献の整理、アジア各地における独自の野外調査、さらには、得られたサンプルの広範な年代測定などを実施した結果、旧大陸3300遺跡以上、8000近い文化層のデータを登載する国際的にもきわめてユニークな「パレオアジアDB」を完成することができた。これを用いて、地理的編年的枠組みに関わる国際的な学術論文を多数、出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
計画研究A01は、考古学的な編年基盤を提供することを目的とした。すなわち、20-30万年前頃のアフリカ大陸で誕生したホモ・サピエンス(新人)がいつ、どのようにアジアに拡散し定着したか、その地理的変異がどのように生じたのかを文化史的観点から論じるには、各地の遺跡の編年が欠かせない。そのために、知られている諸遺跡の関係データを整理統合したのがパレオアジアDBである。このデータベースは本領域の研究基盤として機能した。完全英文仕様であり、2023年には国際出版社から刊行されるほか、インターネット公開の予定でもある。学術界のみならず関心ある社会一般にもインパクトをなすと確信する。
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