研究領域 | 配位アシンメトリー:非対称配位圏設計と異方集積化が拓く新物質科学 |
研究課題/領域番号 |
16H06511
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設) |
研究代表者 |
江原 正博 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 計算科学研究センター, 教授 (80260149)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | キラル基礎理論 / 量子逆設計理論 / キラル光物性 / 多孔性分子結晶 / 凝集誘起発光 / 金属ナノ粒子 / 円偏光発光 / 円二色性 / 超分子アシンメトリー / 非対称反応場 / 自己組織化 / アシンメトリ反応場 / 超分子キラリティー / キラル反応場 / キラル自己組織化 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,複雑系の非対称性を記述するキラル基礎理論を開発し,理論・計算化学に基づいて「配位アシンメトリー」に関する基礎研究を実施することを目的とした。具体的には下記の複数の研究課題に取り組んだ。(1)複雑系キラル基礎理論の開発とキラル光物性増幅の理論設計,(2)多孔性分子結晶MMFの特異的触媒反応の反応機構,(3)白金錯体のリン光発光および凝集誘起発光の熱耐性,(4)銀ナノクラスターの構造と電子状態およびキラル光物性の理論研究を実施した。これらの研究では実験研究者との共同研究を中心として推進し,分子の非対称性に関わる様々な化学事象の理論解析や分子設計を実施することを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,分子系や分子集合系の非対称性に基づく科学は幅広い研究分野で進展しており,光物性,触媒反応,分子認識など様々な機能に関する研究が進められている。その中でもキラル光物性や不斉触媒反応は,社会的関心も高く,研究の発展が期待されており,本新学術領域「配位アシンメトリー」はその重要課題に取り組む研究領域であった。本研究課題では,独自の理論を基盤として,複雑・複合系に適用できる電子状態理論を進展させ,様々な超分子系のキラル光物性や触媒反応を研究した。本研究課題の成果は,複雑系のキラル光物性や不斉触媒反応に関する発展的研究に影響を与え,光デバイス開発や医薬品開発の分野に応用されることが期待できる。
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