研究領域 | 多様な「個性」を創発する脳システムの統合的理解 |
研究課題/領域番号 |
16H06534
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
柴田 智広 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (40359873)
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研究分担者 |
松本 惇平 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (00635287)
夏目 季代久 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (30231492)
桝屋 啓志 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 室長 (40321814)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
68,380千円 (直接経費: 52,600千円、間接経費: 15,780千円)
2020年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2019年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2018年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2017年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2016年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
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キーワード | 脳・神経 / 計測工学 / 機械学習 / 情報工学 |
研究成果の概要 |
マウスなどげっ歯類に対して、個体の歩容や他の身体部位に関する3次元情報や、超音波発声を含む複数個体情報の追跡、また社会行動などを、個性を発見するための表現型としてマーカレスで記録可能なシステムを開発した。霊長類についても開発を行い、特に自然環境中のマカクザルを対象に開発したシステムは世界初である。国内外の研究者に利用してもらい大規模なデータを収集する。この大規模データから「個性」の諸元をを発見するため、データの自己組織化(可視化)アルゴリズム、クラスタリングなどのデータマイニングアルゴリズムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は新学術領域「個性」創発脳の計画研究で、異分野の研究者が密接に連携することにより、集団における「個性」成立の法則やその意義を明らかにすることが大目的で、ヒトだけを対象にした従来の研究では扱うことが難しかった問題に関してもアプローチしました。本研究では、マウス、ラット、そしてマカクザルに関するマーカレス表現型記録システムを開発し、前者についてマウスやマカクザルのものについては世界に公開しました。また、データ分析手法も開発しました。今後、我々のツールが活用され、領域のデータシェアリングプラットフォームに多様なデータが蓄積され、解析され、「個性」研究が大きく進捗することが期待されます。
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