研究領域 | グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて:関係性中心の融合型人文社会科学の確立 |
研究課題/領域番号 |
16H06548
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
石戸 光 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (40400808)
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研究分担者 |
渥美 利弘 明治学院大学, 経済学部, 教授 (20587282)
落合 雄彦 龍谷大学, 法学部, 教授 (30296305)
池田 明史 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 教授 (30298294)
水島 治郎 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (30309413)
畑佐 伸英 大阪経済法科大学, 経済学部, 教授 (40363791)
鈴木 絢女 同志社大学, 法学部, 教授 (60610227)
松尾 昌樹 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (10396616)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
101,920千円 (直接経費: 78,400千円、間接経費: 23,520千円)
2020年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2019年度: 16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2018年度: 20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2017年度: 22,100千円 (直接経費: 17,000千円、間接経費: 5,100千円)
2016年度: 27,430千円 (直接経費: 21,100千円、間接経費: 6,330千円)
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キーワード | 地域統合 / 政治経済 / 分断 / 統合 / 多元的 / 非線形 / 階層構造 / カタストロフィ / 分断要因 / 統合要因 / 非国家主体 / 関係性 / 複雑性 / 階層性 / 非線形性 / 突発性 / 民主主義 / ポピュリズム / 経済事情 / 政治学 / 政治経済的 |
研究成果の概要 |
ミクロ、メソ、マクロという階層構造を意識しながら、メソの領域で起こる地域統合についての研究を進め、最終的な研究成果として、多元的な地域統合に関する研究叢書を刊行した。具体的には、「マクロ的主体(国家を超えた政治経済統合枠組み)」、「メソ的主体(国家)」、および「ミクロ的主体(産業団体や民族集団、企業、政治家など)」といった異なる階層の主体が関係を紡ぎながら相互作用し、政治経済的地域統合のダイナミクスを決めるという視点を重視し、それぞれの専門領域をふまえつつも、「関係性」という視点から経済統合、政治統合の重要テーマを分析し、既存の学理を批判的に乗り越える研究努力を行い、新規の成果を上げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特に突然の地域統合の分断が起こる様を記述する枠組み、社会的関係性を視覚化する試みと地域統合をめぐるテキストの可視化を通じて、地域統合の分断と統合の促進要因を探り、これら3つの手法により、多元的な地域統合の分断と統合の要因を可能な限り統一的に俯瞰するように努め、政治経済的地域統合を横断的にとりあげながら、「関係性があって初めて主体のあり方が規定され、同時に主体のあり方が逆に関係性へ作用を及ぼしている」、という関係性についての学理を浮かび上がらせる試みに成功した。 また2019年の12月以降にマクロ的に拡大したコロナ禍を受けて、地域統合を行う主体間の関係性を解析し、研究成果として刊行した。
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