研究領域 | 人工知能と脳科学の対照と融合 |
研究課題/領域番号 |
16H06568
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
|
研究機関 | 大阪大学 (2018-2020) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
疋田 貴俊 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (70421378)
|
研究分担者 |
マクファーソン トム 大阪大学, 蛋白質研究所, 助教 (40821898)
小澤 貴明 大阪大学, 蛋白質研究所, 助教 (90625352)
山口 隆司 大阪大学, 蛋白質研究所, 助教 (40724258)
|
研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
87,230千円 (直接経費: 67,100千円、間接経費: 20,130千円)
2020年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2019年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2017年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2016年度: 20,670千円 (直接経費: 15,900千円、間接経費: 4,770千円)
|
キーワード | 大脳基底核 / 神経回路 / 意思決定 / 強化学習 / 神経科学 / 脳・神経 / 脳神経疾患 / トランスレーショナルリサーチ / 生理学 / 大脳皮質 / 腹側淡蒼球 / ドーパミン受容体 / 行動柔軟性 |
研究成果の概要 |
大脳基底核神経回路に特異的な可逆的神経伝達阻止法により、報酬/目的指向行動試験においてsign-tracking行動に側坐核の直接路が特異的に関与していることが明らかとなった。また側坐核の直接路と間接路はそれぞれ大脳皮質内側前頭前野の回路特異的に遺伝子発現を制御していることが明らかになった。精神疾患モデルマウスである変異型DISC1トランスジェニックマウスでは側坐核の間接路特異的な分子病態が観察され、精神疾患病態における大脳基底核神経回路の役割が見出された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、報酬/目的指向行動を適切にかつ柔軟性を持って遂行する機構として大脳基底核を中心とした神経回路の制御機構が明らかとなった。また精神疾患モデルマウスの解析により、精神疾患病態において大脳基底核神経回路の異常をもたらす分子病態が関与していることが明らかとなった。これらの研究成果は、脳科学に基づく新たな人工知能・ロボット制御・計算精神応用医学への応用につながるものである。
|