研究領域 | 重力波物理学・天文学:創世記 |
研究課題/領域番号 |
17H06358
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 貴浩 京都大学, 理学研究科, 教授 (40281117)
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研究分担者 |
大原 謙一 東京大学, 宇宙線研究所, 特任研究員 (00183765)
真貝 寿明 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (30267405)
高橋 弘毅 東京都市大学, その他部局等, 教授 (40419693)
瀬戸 直樹 京都大学, 理学研究科, 助教 (80462191)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
104,520千円 (直接経費: 80,400千円、間接経費: 24,120千円)
2021年度: 22,230千円 (直接経費: 17,100千円、間接経費: 5,130千円)
2020年度: 22,230千円 (直接経費: 17,100千円、間接経費: 5,130千円)
2019年度: 22,620千円 (直接経費: 17,400千円、間接経費: 5,220千円)
2018年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
2017年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
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キーワード | 宇宙物理学 / 重力波 / ブラックホール / データ解析 / 重力理論 / 宇宙物理 |
研究成果の概要 |
本計画研究は、BH連星合体からの重力波の先進的なデータ解析手法を開発することで、重力理論の検証、BH時空の理解、BH連星進化の理解を進展させることを研究目的とする。重力波で検出された多数の連星ブラックホール合体イベントに関係し、新しい重力理論のテストを提案し解析結果を発表した。加えて、ブラックホールの固有振動の様々な解析手法の比較検討を行った。他の計画研究との共同研究としては、C01班と共同で重力崩壊型超新星爆発からの重力波についてHilbert-Huang変換を用いた解析手法を提案した。また、将来の宇宙重力波干渉計ネットワークも見据えて、mHz帯での背景重力波探査に関する成果も挙げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BH連星からの重力波データから物理情報を最大限引き出すための新しい解析手法の実現には、重力理論の拡張による重力波波形の違い、および、天体周囲の環境による重力波波形の違い、について理論的な理解を深め、観測と比較可能な重力波波形を導出する必要がある。加えて、非定常・非ガウスノイズを持つ重力波検出器の実際のデータから情報を引き出すためには、最適なデータ解析手法と解析プログラムの開発をおこない、実際の重力波データに適用することが必須である。これらを計画研究全体で協調して進めることにより、重力波データ解析における日本の存在感を示した。また、データ解析を中心的に進める若手研究者の育成にも貢献した。
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