研究領域 | 共創的コミュニケーションのための言語進化学 |
研究課題/領域番号 |
17H06383
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
橋本 敬 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (90313709)
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研究分担者 |
鈴木 麗璽 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (20362296)
竹澤 正哲 北海道大学, 文学研究院, 教授 (10583742)
萩原 良信 立命館大学, 情報理工学部, 講師 (20609416)
有田 隆也 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (40202759)
金野 武司 金沢工業大学, 工学部, 准教授 (50537058)
我妻 広明 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (60392180)
笹原 和俊 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (60415172)
黒川 瞬 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (10773020)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
244,140千円 (直接経費: 187,800千円、間接経費: 56,340千円)
2021年度: 42,380千円 (直接経費: 32,600千円、間接経費: 9,780千円)
2020年度: 51,090千円 (直接経費: 39,300千円、間接経費: 11,790千円)
2019年度: 53,690千円 (直接経費: 41,300千円、間接経費: 12,390千円)
2018年度: 58,630千円 (直接経費: 45,100千円、間接経費: 13,530千円)
2017年度: 38,350千円 (直接経費: 29,500千円、間接経費: 8,850千円)
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キーワード | 言語起源 / 言語進化 / 創発 / 構成論的アプローチ / 実験記号論 / 進化シミュレーション / 文化進化実験 / 計算社会科学 / 階層性 / 意図共有 / 創発構成論 / 言語の起源・進化 / 文化進化 / 共創的コミュニケーション / オンラインコミュニケーション / 人ロボット相互作用 / 言語の起源と進化 / 共創 / 計算モデル / 大規模SNSデータ分析 / メタ記憶 / 記号コミュニケーション / 記号創発 / 言語進化実験 / ソーシャルデータ解析 |
研究成果の概要 |
本研究は、創発構成論の方法を駆使して理論仮説と実証的証拠をまとめ上げ、新たな仮説を提供する役割を担った。そして次の3点について解明するという目的を概ね達成できた:言語コミュニケーションに必要な階層生成と意図共有の能力の進化メカニズム、記号コミュニケーションの創発・発展のプロセス、社会の中で変化する言語の文化進化プロセスとメカニズム、である。特に、階層性・意図共有の進化可能性、意図共有の計算原理について新たな知見を提示できた。さらに、共創的コミュニケーションのありかたを提言するという領域の目標に関し、階層性・意図共有に関する成果を活用・統合する革新的な発想や方法論を駆使して目標達成に寄与した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトは記号コミュニケーションを通じて新しい概念を創発し、コミュニケーションシステムを複雑化させ、高度な概念を社会的に生み出す。複雑なシステムの創発や進化の研究には創発構成論という方法論が不可欠である。本研究では、この方法論により、階層性と意図共有の進化、そして両者を結びつける共創を解明する統合的な研究を行った。その結果、階層性・意図共有の生物進化・文化進化のシナリオ、意図共有の神経基盤、そして、共創的コミュニケーションの在り方に対する提言をすることができた。これらは言語の起源・進化の理解を大きく進めるものであり、技術発展と社会変化が大きく進むの社会を共創的にすることに寄与しうる。
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