研究領域 | 化学コミュニケーションのフロンティア |
研究課題/領域番号 |
17H06405
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
入江 一浩 京都大学, 農学研究科, 教授 (00168535)
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研究分担者 |
柳田 亮 香川大学, 農学部, 准教授 (10598121)
塚野 千尋 京都大学, 農学研究科, 准教授 (70524255)
村上 一馬 京都大学, 農学研究科, 准教授 (80571281)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
90,350千円 (直接経費: 69,500千円、間接経費: 20,850千円)
2021年度: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2020年度: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2019年度: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2018年度: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2017年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
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キーワード | プロテインキナーゼC / 発がんプロモーター / ホルボールエステル / アプリシアトキシン / 機械学習 / アロタケタール / HIV / アルツハイマー病 / シグナル伝達 / 癌 / 有機化学 / 薬理学 / 酵素 / プロテインキナーゼC / CH/π相互作用 / マクラマイシン / ヒト免疫不全ウイルス / がん細胞増殖抑制 |
研究成果の概要 |
細胞内情報伝達の鍵酵素であるプロテインキナーゼC(PKC)は,がん,アルツハイマー病,HIV感染症などの難治性疾患の治療薬の標的の一つである.天然のPKCリガンドの論理的な単純化によって得られた10-Me-Aplog-1が,PKCαならびにδの活性化により,難治性疾患の治療薬シードになりうることを明らかにした.同時に10-Me-Aplog-1の更なる構造変換によりPKCアイソザイム選択的リガンドの開発への道を拓いた.一方,機械学習によるスクリーニングによって同定された海綿由来のアロタケタール類の単純化アナログの一つが,アイソザイム選択的なリガンドのリード化合物として有望であることを見いだした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究代表者らが開発した10-Me-Aplog-1のPKCアイソザイムを介した化学シグナルを理解するとともに,本化合物が,がん,アルツハイマー病,HIV感染症などの難治性疾患に対する治療薬シードになりうることを明らかにした.複雑な天然物を適切に単純化することにより,必要な活性のみを抽出した新規医薬品シーズを得るという新しい方法論を提示できた.さらに機械学習により新規PKCリガンドとしてアロタケタール類を同定し,ドッキングシミュレーションにより設計・合成した複数の化合物の中から,PKCアイソザイム選択性を有する新規リガンドを開発できた点も、新薬の効率的な開発に繋がる意義のある研究と考えている。
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