研究領域 | 次世代物質探索のための離散幾何学 |
研究課題/領域番号 |
17H06466
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
内藤 久資 名古屋大学, 多元数理科学研究科, 准教授 (40211411)
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研究分担者 |
納谷 信 名古屋大学, 多元数理科学研究科, 教授 (70222180)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
52,130千円 (直接経費: 40,100千円、間接経費: 12,030千円)
2021年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2020年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2019年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2018年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 離散幾何解析 / 極小曲面 / グラフ理論 / 炭素構造 / MOF / 材料科学 / グラフェン / 離散材料幾何学 / 幾何解析学 / 離散幾何解析学 / 微分幾何学 / 数値解析 |
研究成果の概要 |
炭素構造を代表例とする新奇結晶構造を離散幾何解析を用いて解析した. 炭素構造を代表的な例とする結晶構造を離散幾何解析の視点から解析するために, 3分岐離散曲面を定義し, そのガウス曲率・平均曲率を定義し, 従来「負曲率炭素構造」と言われていた構造の負曲率性を示すなど, 離散幾何解析の手法により, 物質科学にあらわれる構造の記述ができることを示した. また, グラフのエネルギーを改良することで, 曲面的なグラフェン構造の高速計算法を提案し, 曲面の曲率と物性との間に強い相関がある例を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来とは異なる離散幾何解析的なアプローチによって材料物性を解析できる可能性を示した. 従来の材料科学では経験的な手法によって望ましい物性を探索することが多く, また近年のデータ駆動型アプローチでも, 多くの既存のデータを用いることが多い. 一方, 我々が行なった離散幾何解析的アプローチは, 材料の幾何学的性質を考察することにより, 望ましい物性・新奇な物性をもつ材料を探索する可能性を開拓した.
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