研究領域 | 海洋表層・大気下層間の物質循環リンケージ |
研究課題/領域番号 |
18067001
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
角皆 潤 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (50313367)
|
研究分担者 |
中川 書子 北海道大学, 大学院・理学研究院, 助教 (70360899)
谷本 浩志 独立行政法人国立環境研究所, 大気圏環境研究領域・大気化学研究室, 室長 (30342736)
猪俣 敏 (猪股 敏) 独立行政法人国立環境研究所, 大気圏環境研究領域・大気化学研究室, 主任研究員 (80270586)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
64,200千円 (直接経費: 64,200千円)
2010年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
2009年度: 10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
2008年度: 10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
2007年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
2006年度: 22,800千円 (直接経費: 22,800千円)
|
キーワード | 大気化学 / 海洋化学 / 生物地球化学 / 気候変動 / 微量気体 / PTR-MS / 同位体 / 窒素固定 / 同立体 / 大気-表層海洋相互作用 / QMS / VOCs / OVOCs / 炭素安定同位体比 / 気体質量分析計 |
研究概要 |
本研究では海水中の複数の揮発性有機化合物(VOC)を連続的に測定するために平衡器インレット-陽子移動反応質量分析計(EI-PTR-MS)を開発した。対象とした6種のVOC(硫化ジメチル(DMS)、イソプレン、プロピレン、アセトン、アセトアルデヒド、メタノール)について、室内実験で平衡到達度や応答時間の評価を行った。海水試料とキャリアガスの間の平衡はVOCの溶解度に依存し、プロピレンとイソプレンは平衡に達しなかったが、他のVOCは平衡器内で十分に平衡に達していた。我々は、西部北太平洋における研究航海においてEI-PTR-MSを初めて運用し、サンプリング手法による汚染の影響が無い事を確認した。EI-PTR-MSで得られたDMSとイソプレンの結果をGC法で得られた結果と比較し、概して良く一致することが分かった。EI-PTR-MSは小さい時空間スケールにおける海水中のVOCの変動を捉えることができており、複数のVOC種を同時かつ連続的に測定する能力を有していることが実証された。
|