研究領域 | 海洋表層・大気下層間の物質循環リンケージ |
研究課題/領域番号 |
18067004
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山中 康裕 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 教授 (40242177)
|
研究分担者 |
鬼塚 剛 独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, 研究員 (40399647)
鵜野 伊津志 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (70142099)
相田 真希 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境フロンティア研究センター, 技術研究副主任 (90463091)
河宮 未知生 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境フロンティア研究センター, グループリーダー (10399579)
|
連携研究者 |
相田 真希 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球環境変動領域, 技術研究副主任 (90463091)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
51,100千円 (直接経費: 51,100千円)
2010年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
2009年度: 9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
2008年度: 10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
2007年度: 10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
2006年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
|
キーワード | 海洋生態系 / 台風 / モデリング / 物質循環 / 気候変動 / 大気海洋相互作用 / 気象現象 / 亜熱帯 / 海洋生態系モデル / 鉄循環 / SOLAS / 対流圏物質輸送モデル / ダスト / NOx / 春季ブルーム |
研究概要 |
西部北太平洋の熱帯海域において、数値計算モデルを用いて、台風の通過に対する植物プランクトンの応答を調べた。観測されたパッチ上の植物プランクトンブルームは、台風の移動速度が遅いときに再現されることが分かった。この強いブルームは、台風の中心部での有光層下に存在する(植物プランクトンの成長に必要な)栄養塩豊富の水が、湧昇によって引き起こされる。地球化学生物過程を導入した実験と導入しなかった実験を比較することにより、地球化学生物過程は、亜熱帯海域の台風通過後の応答に本質的な役割をしていることが分かった。また、大気ダスト輸送と大陸棚上の再無機化による鉄供給を含む鉄循環過程などを導入することで、海洋生態系モデルを改良した。その結果、全球規模の栄養塩やクロロフィルaの海氷表層分布(特に鉄によって生物生産が制限されている北太平洋亜寒帯海域などの高栄養塩低クロロフィルa領域にて)が改善された。
|