研究領域 | 非平衡ソフトマター物理学の創成に関する総括研究 |
研究課題/領域番号 |
18068005
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐野 雅己 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40150263)
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研究分担者 |
村山 能宏 東京農工大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (60334249)
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連携研究者 |
村山 能宏 東京農工大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (60334249)
原田 崇広 東京大学, 大学院・理学系研究科, 講師 (80432152)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
73,700千円 (直接経費: 73,700千円)
2010年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
2009年度: 9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
2008年度: 16,300千円 (直接経費: 16,300千円)
2007年度: 19,600千円 (直接経費: 19,600千円)
2006年度: 20,000千円 (直接経費: 20,000千円)
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キーワード | 非平衡定常状態 / 光ピンセット / ソフトマター / 非平衡枯渇力 / マイクロレオロジー / 非平衡ソフトマター / コロイド / 枯渇力 / Directed Percolation / 液晶対流 / 粉体振動層 / ソーレ効果 / 一分子計測 / マイクロマニピュレーション / 非平衡ゆらぎ / アクティブソフトマター / タンパク質 / 1分子計測 / 細胞運動 / Harada-Sasa等式 / DNA凝縮相転移 / レーザーピンセット / stick-release応答 / 粘弾性対流 / 粘塑性物質 |
研究概要 |
本研究では統計力学の重要課題である非線形応答や非平衡ゆらぎが、やわらかで小さなシステムであるソフトマターで特に顕著に表れることに着目し、非平衡ゆらぎと非線形動力学を機軸として非平衡ソフトマターを体系的に理解することを目指して研究を行った。その結果、以下の成果を得た。(1)単分子DNAの力学的非可逆応答と分子内摩擦の発見、(2)熱泳動によるDNA単分子の操作と伸張方法の開発、(3)タンパク質一分子のアンフォールディング過程における非線形応答の観測、(4)非平衡定常状態における新しい関係式の実験的検証に成功、(5)非平衡枯渇効果の発見とコロイド粒子の新しいマイクロマニピュレーション法の開発、(6)Directed Percolation転移と履歴現象におけるユニバーサリティーの初の実験検証、(7)液晶乱流状態に表れるランダム界面のゆらぎの普遍性の発見、(8)垂直加振されたサスペンジョン系における新規の界面不安定性の発見、(9)細胞運動における形態変化と並進運動の特徴付けと規則パターンの発見、(10)細胞運動における3次元力測定に成功、(11)変形を伴って運動する物体の運動論の構築、(12)光をエネルギーにして自己駆動するヤヌス粒子を実現しその原理を解明した。
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