研究領域 | 感染現象のマトリックス |
研究課題/領域番号 |
18073013
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
堀井 俊宏 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (80142305)
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研究分担者 |
田辺 和裄 (田邉 和裄 / 田邉 和桁 / 田邊 和裄) 大阪大学, 微生物病研究所, 招へい教授 (40047410)
石井 健 医薬基盤研究所, プロジェクトリーダー (00448086)
有末 伸子 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (00242339)
東岸 任弘 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (20379093)
田井 久美子 大阪大学, 微生物病研究所, 教務職員 (00187907)
早川 敏之 京都大学, 霊長類研究所, 特任助教 (80418681)
八木 正典 大阪大学, 微生物病研究所, 特任研究員 (60452463)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
184,000千円 (直接経費: 184,000千円)
2010年度: 36,800千円 (直接経費: 36,800千円)
2009年度: 36,800千円 (直接経費: 36,800千円)
2008年度: 36,800千円 (直接経費: 36,800千円)
2007年度: 36,800千円 (直接経費: 36,800千円)
2006年度: 36,800千円 (直接経費: 36,800千円)
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キーワード | マラリア / Plasmodium / 遺伝子多型 / 多重遺伝子群 / SE36マラリアワクチン / 多重族遺伝子群 / SE36 マラリアワクチン |
研究概要 |
マラリア原虫の遺伝的多様性の分子基盤の解明と、ワクチン候補抗原であるPfSERA5が属するSERA遺伝子ファミリーについてその機能と多様性を解析した。23種のミトコンドリア全ゲノムの系統樹を作成した結果、現生するすべてのマラリア原虫種は約3,800-2,500万年前に急速に宿主域を広げたことが示唆された(マラリアビッグバン)。また、世界9ヶ国から採集した熱帯熱マラリア原虫について遺伝子の塩基多様度を解析した結果、アフリカが他の地域よりも高く、P. falciparumはヒト集団とともに約6万年前にアフリカから世界に広まったことが示唆された。さらに、マラリア原虫SERA多重族遺伝子群の遺伝子解析及び三日熱マラリア原虫とサルマラリアにおける比較ゲノム解析の結果、多重遺伝子族の変化が霊長類マラリアにおける感染宿主域の拡大に大きく関係していることを示唆した。また、P. cynomolgiのドラフトゲノムを構築した。遺伝的多様性の解析からPfSERA5はワクチン抗原候補でありながら、ハウスキーピング遺伝子的な低い多型性の特徴をもつことも示された。その他、ウガンダにおけるPhase Ib SE36マラリアワクチン臨床試験の実施、及びフォローアップ調査により、約60%の防御効果を示す事ができた。また、SE36蛋白質と自然免疫アジュバントを組み合わせた第二世代SE36マラリアワクチンの効果を動物モデルで立証した。
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