計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
精神疾患の分子基盤を多階層ネットワークとして解明するうえで必要となる次世代統合オミクス解析(トランスオミクス)の技術基盤を開発した。結果として、in vivoの動物臓器サンプル(Kokaji et al. 2020, Science Signaling)や公共オミクスデータの統合解析(Okamoto et al. 2022, Neuroscience Research)が可能となったほか、従来は時系列データを必要としていたところを定常状態(データポイントは1つ)のオミクスデータでもトランスオミクス解析を可能とした(Egami et al. 2021, iScience)。
従来のトランスオミクス解析の応用範囲は代謝などの「速い」分子基盤を持つ生命現象に限定されていた。本研究成果により、遺伝子発現関連の比較的「遅い」オミクス階層を取り扱えるようになったほか、データ点数の少ないオミクスデータや公共データも利用可能になった。これにより、本領域のテーマである精神疾患をはじめとする多様な生命現象や疾患の分子基盤解明に対してトランスオミクス解析を適用することが可能になった。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 5件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 9件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 6件、 招待講演 9件) 備考 (1件)
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https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2022/7841/