研究領域 | ケモテクノロジーが拓くユビキチンニューフロンティア |
研究課題/領域番号 |
18H05502
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
|
研究機関 | 東京大学 (2020-2022) 国立医薬品食品衛生研究所 (2018-2019) |
研究代表者 |
内藤 幹彦 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任教授 (00198011)
|
研究分担者 |
伊藤 拓水 東京医科大学, 医学部, 客員准教授 (30533179)
石川 稔 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (70526839)
出水 庸介 国立医薬品食品衛生研究所, 有機化学部, 部長 (90389180)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
229,710千円 (直接経費: 176,700千円、間接経費: 53,010千円)
2022年度: 48,100千円 (直接経費: 37,000千円、間接経費: 11,100千円)
2021年度: 48,100千円 (直接経費: 37,000千円、間接経費: 11,100千円)
2020年度: 48,100千円 (直接経費: 37,000千円、間接経費: 11,100千円)
2019年度: 48,100千円 (直接経費: 37,000千円、間接経費: 11,100千円)
2018年度: 37,310千円 (直接経費: 28,700千円、間接経費: 8,610千円)
|
キーワード | ユビキチン / タンパク質分解 / PROTAC / サリドマイド / CRBN / 催奇性 / がん / 神経変性疾患 / アプタマーPROTAC / 固相合成 / ケミカルプロテインノックダウン / SNIPER / セレブロンモジュレーター / ステープルペプチド / デコイ核酸 / セレブロン / 血管新生 / 脱ユビキチン化酵素 / プロテアソーム / IAP / ペプチド |
研究成果の概要 |
がん、神経変性疾患等の原因となっているタンパク質を分解する各種のPROTAC化合物を開発した。またペプチド、デコイオリゴ核酸を標的リガンドに利用したPROTAC開発、脱ユビキチン化酵素阻害によるBCR-ABL分解、ミトコンドリアタンパク質のユビキチン化によるミトファジー誘導など、新規タンパク質分解技術を開発した。さらにサリドマイド類縁化合物によって分解されるネオ基質を複数同定し、その抗がん活性及び催奇性における機能を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん、神経変性疾患等の原因となっているタンパク質を分解するPROTACの開発は、新規医薬品開発のシードを提供する研究成果であり社会的意義は高い。またタンパク質分解の新規技術の開発やPROTACによるミトファジー誘導は、これらの技術を利用してユビキチン生物学の理解が進むと期待され、学術的意義の高い研究成果である。 サリドマイド、ポマリドミドによって分解されるネオ基質タンパク質の同定とその機能解明は、多発性骨髄腫治療薬の作用機序解明という学術的意義に加えて、世界的に大きな薬害をもたらしたサリドマイドの催奇性メカニズムを明らかにした点で社会的意義は極めて高い。
|