研究領域 | ニュートリノで拓く素粒子と宇宙 |
研究課題/領域番号 |
18H05539
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
日下 暁人 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (20785703)
|
研究分担者 |
木内 健司 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (00791071)
小栗 秀悟 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (20751176)
服部 誠 東北大学, 理学研究科, 准教授 (90281964)
鈴木 惇也 京都大学, 理学研究科, 助教 (90795014)
田島 治 京都大学, 理学研究科, 准教授 (80391704)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
165,230千円 (直接経費: 127,100千円、間接経費: 38,130千円)
2022年度: 31,720千円 (直接経費: 24,400千円、間接経費: 7,320千円)
2021年度: 31,720千円 (直接経費: 24,400千円、間接経費: 7,320千円)
2020年度: 30,680千円 (直接経費: 23,600千円、間接経費: 7,080千円)
2019年度: 30,680千円 (直接経費: 23,600千円、間接経費: 7,080千円)
2018年度: 40,430千円 (直接経費: 31,100千円、間接経費: 9,330千円)
|
キーワード | 宇宙マイクロ波背景放射 / ニュートリノ / インフレーション / アクシオン |
研究実績の概要 |
本計画研究では、初期宇宙観測という切り口で、本領域の目標「ニュートリノを軸とした新しい素粒子・宇宙像の創造」に挑む。宇宙背景放射(CMB)と宇宙背景ニュートリノ(CνB)は、どちらも初期宇宙のビッグバンに起源を持つ。現在、CMBはその偏光パターンも含めた超精密観測が進展している。特に、奇パリティを持つ「Bモード」の観測から、1)銀河団が作る重力レンズ効果の強度観測、それにCνBが与える影響を通したニュートリノ質量和の測定と、2)原始重力波由来のBモード探索による、「初期宇宙インフレーション」の研究、が可能となる。以上の研究を、POLARBEARとその後継であるSimonsArray(SA)、ユニークな観測を目指す純国産実験GroundBIRD (GB)、両者のデータ解析等を推し進めることにより行う。それと同時に、次世代実験CMB-S4にむけた技術開発を推し進めることで、その先でさらに測定精度を向上することを目指す。 SAは2台の望遠鏡がチリ・アタカマにて観測を進めている。さらに、ニュートリノとは異なるさらに軽量の仮想粒子「アクシオン」がもたらしうる偏光角振動の探索を、POLARBEAR実験により行い、これまでで最も精度の良い測定を達成した。GBは焦点面検出器の入れ替えを完了して観測中であり、目標とする超大角度スケールでのCMB測定の可能性を検証している。また、次世代実験でさらに重要となる前景放射除去に関連して、銀河中のダストがCMBを遮ることによる影響、とくにそれがインフレーション探索にもたらす効果を指摘し、論文として発表した。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|