研究領域 | ニュートリノで拓く素粒子と宇宙 |
研究課題/領域番号 |
18H05542
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
伊部 昌宏 東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (50599008)
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研究分担者 |
渡利 泰山 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 准教授 (40451819)
石渡 弘治 金沢大学, 数物科学系, 准教授 (40754271)
北野 龍一郎 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (50543451)
永田 夏海 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60794328)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
93,860千円 (直接経費: 72,200千円、間接経費: 21,660千円)
2022年度: 20,150千円 (直接経費: 15,500千円、間接経費: 4,650千円)
2021年度: 19,240千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 4,440千円)
2020年度: 17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2019年度: 17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2018年度: 19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
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キーワード | 素粒子理論 / 初期宇宙論 / 超弦理論 / 素粒子標準模型を超える物理 / ニュートリノ / 弦理論 / 素粒子論 / 宇宙論 / 統一模型 / 暗黒物質 / 物質反物質非対称性 |
研究成果の概要 |
本研究計画では素粒子現象論、宇宙論、および弦理論を含む基礎理論をニュートリノ物理に現れる様々な対称性を通して結びつけることで既存の分野に囚われない新たな理論仮説を提案するなどの革新的な成果を得ることを目的とする。それらの成果をニュートリノ物理で探ることの出来る新物理の範囲を広げていくことを目指す。本研究期間内には、物質反物質の非対称性の新たな起源の模型とニュートリノ実験の関係、大統一模型における陽子崩壊の再検討、新たなインフレーション模型の考案、新たな暗黒物質模型の考案、宇宙初期に現れる位相欠陥の新たな側面の研究、超弦理論の真空解の分類など新物理に関わる幅広い研究において成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙の物質・反物質非対称性、暗黒物質、暗黒エネルギー、初期宇宙におけるインフレーションの存在が確定的となっている現在、標準模型を超えたより大きな枠組みが必要である。そしてその大きな枠組みの構築には TeV スケールを超える新物理を探ることが不可欠となっている。本研究で得られた物質反物質の非対称性の新たな起源の模型とニュートリノ実験の関係、大統一模型における陽子崩壊の再検討、新たなインフレーション模型の考案、暗黒物質模型の考案、宇宙初期に現れる位相欠陥の新たな側面の研究、超弦理論の真空解の分類などの新物理に関わる新たな提案は今後の究極理論の探究の重要な手がかりを与える。
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