研究領域 | フラストレーションが創る新しい物性 |
研究課題/領域番号 |
19052001
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 東京大学 (2010-2011) 東北大学 (2007-2009) |
研究代表者 |
有馬 孝尚 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90232066)
|
研究分担者 |
野田 幸男 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (80127274)
石原 純夫 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30292262)
梶本 亮一 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究員 (30391254)
|
連携研究者 |
木村 剛 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (80323525)
佐賀山 基 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教 (90436171)
阿部 伸行 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教 (70582005)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
124,800千円 (直接経費: 124,800千円)
2011年度: 17,100千円 (直接経費: 17,100千円)
2010年度: 23,700千円 (直接経費: 23,700千円)
2009年度: 28,600千円 (直接経費: 28,600千円)
2008年度: 29,400千円 (直接経費: 29,400千円)
2007年度: 26,000千円 (直接経費: 26,000千円)
|
キーワード | 強相関電子系 / 磁気記録 / 磁性 / 低温物性 / 強誘電体物性 |
研究概要 |
スピンフラストレーションに基づいた磁性強誘電体について、次のような成果を得た。まず、結晶構造・磁気構造に対する磁場効果について実験理論の両面から研究を行い、磁場印加による電気分極の90度回転の機構解明に成功した。その知見に基づいて新規の室温動作磁性強誘電体の開発に成功した。巨大な電気磁気効果に関しては、磁場の印加角度の調節による電気分極の完全反転に成功するとともに、電場印加によるらせん磁性体のヘリシティの制御や、CuB_2O_4の磁化方位の回転にも成功した。代表的な磁性強誘電体であるTbMnO_3などの励起状態の研究に関しては、非弾性X線散乱、非弾性中性子散乱とテラヘルツ分光を組み合わせることによって、電気マグノンの実態を解明するなどの成果を得た。理論的な研究としては、新規の磁性強誘電発現機構を提唱した。さらに、三角格子系における電荷整列がもたらすスピンと強誘電性の関連について理論的な知見を得た。
|