研究領域 | フラストレーションが創る新しい物性 |
研究課題/領域番号 |
19052004
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
陰山 洋 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40302640)
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研究分担者 |
上田 寛 東京大学, 物性研究所, 教授 (20127054)
益田 隆嗣 東京大学, 物性研究所, 教授 (90313014)
加倉井 和久 日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 副部門長・上級研究主席 (00204339)
川島 直輝 東京大学, 物性研究所, 准教授 (30242093)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
152,000千円 (直接経費: 152,000千円)
2011年度: 30,400千円 (直接経費: 30,400千円)
2010年度: 30,400千円 (直接経費: 30,400千円)
2009年度: 30,400千円 (直接経費: 30,400千円)
2008年度: 30,400千円 (直接経費: 30,400千円)
2007年度: 30,400千円 (直接経費: 30,400千円)
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キーワード | フラストレーション / 量子スピン / 低次元 / 新物質 / 量子相転移 |
研究概要 |
フラストレート2次元系(CuX)A_<n-1>B_nO_<3n+1>では、反強磁性強磁性の競合があり、その比に応じて強磁性Shastry-Sutherlandスピン一重項状態((CuCl)LaNb2O7))や磁化プラトー((CuBr)Sr_2Nb_3O_<10>)などの新奇相や量子相分離現象を明らかにした。フラストレート1次元系LiCuVO_4では、同様の競合により,ネマティック状態関連の新奇秩序状態の発見、また、フラストレート3次元系K_2Cr_8O_<16>では強磁性金属-強磁性絶縁体転移がパイエルス機構で起こることやSr(Fe,Mn)O_2における新奇磁気秩序状態を示した。このように、量子フラストレーションではあまり注目されていなかった強磁性相互作用(と反強磁性相互作用の競合)により、次元によらず多彩な新しい現象が現れることが明らかになった。
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