研究領域 | 変わりゆく気候系における中緯度大気海洋相互作用hotspot |
研究課題/領域番号 |
19H05696
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
川村 隆一 九州大学, 理学研究院, 教授 (30303209)
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研究分担者 |
山本 勝 九州大学, 応用力学研究所, 准教授 (10314551)
富田 裕之 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (10435844)
那須野 智江 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(環境変動予測研究センター), グループリーダー (20358766)
森本 昭彦 愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 教授 (80301323)
柳瀬 亘 気象庁気象研究所, 台風・災害気象研究部, 主任研究官 (80376540)
金田 幸恵 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 特任助教 (80727628)
宮本 佳明 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (90612185)
筆保 弘徳 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (00435843)
吉田 聡 京都大学, 防災研究所, 准教授 (90392969)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
112,450千円 (直接経費: 86,500千円、間接経費: 25,950千円)
2023年度: 20,540千円 (直接経費: 15,800千円、間接経費: 4,740千円)
2022年度: 22,230千円 (直接経費: 17,100千円、間接経費: 5,130千円)
2021年度: 23,790千円 (直接経費: 18,300千円、間接経費: 5,490千円)
2020年度: 25,480千円 (直接経費: 19,600千円、間接経費: 5,880千円)
2019年度: 20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
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キーワード | 台風 / 爆弾低気圧 / 黒潮・黒潮続流 / 予測可能性 / スケール間大気海洋相互作用 |
研究開始時の研究の概要 |
台風と爆弾低気圧による被害事例が日本全国広範囲で多発している。両ストームの発達・進路予測の改善、関連するストーム起源の極端現象の発生予測、そして変わりゆく気候環境下で両ストームの活動度がどのように変調するのかを解明する事は減災の観点からも喫緊の課題である。その問題解決に大きな不確実性をもたらしているのが黒潮・黒潮続流が熱・水蒸気供給を介して両ストームに与える影響である。暖水渦のような海洋中規模渦と低気圧の空間規模は1 桁程度異なっており、スケール間大気海洋相互作用の実態は依然として未解明である。そこで本課題では台風と爆弾低気圧の発達プロセスに果たす中緯度大気海洋相互作用の包括的研究を展開する。
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研究実績の概要 |
台風:(1)2012年台風第12号が比較的に高い緯度で発生した要因について数値実験等を用いて解析を行い、上層トラフや下層傾圧場など中緯度の温帯低気圧に似たプロセスが台風発生にも影響し得る事を解明した。(2)これまでに導出した鉛直混合による海洋表層の冷却過程に加え湧昇による過程を定式化して台風のポテンシャル強度理論式を導出した。(3)顕著既往台風Tramiを対象に大気海洋結合領域モデルの擬似温暖化実験を実施した。CMIP6のMIROC6等のssp128&585実験から抽出した感度実験から、温暖化の進行と共に台風の最大強度も線形増加する事、増加率は台風の移動速度とサイズを複合させた無次元移動速度に依存する事を明らかにした。(4)全球高解像度モデルの感度実験から、西太平洋の台風の生涯最大強度は海面水温の履歴とよく対応し、海面水温偏差は主に大規模循環場および台風経路の変化を通して生涯最大強度に影響する事が分かった。(5)黒潮大蛇行の台風への相反する遠隔影響を解明した。 爆弾低気圧:(1) 放射過程を簡略化した全球WRFモデルに「北太平洋の縁辺海ホットスポット」を与え、偏西風ジェットのロスビー数を変化させる理想化実験を行い、爆弾低気圧と二つ玉低気圧の最適出現条件を明らかにした。(2)爆弾低気圧起源のJPCZ・沿岸前線の形成・維持に果たす海面水温偏差分布の影響を評価した。 現場観測・衛星リモセン:(1)台風時の衛星海面フラックスデータと再解析データなどとの比較を実施した。黒潮域を通過する台風・ノルディック海を通過するPLに対する海洋応答・海面フラックス応答の詳細を示した。(2)台風が東シナ海陸棚縁を横切るように通過することで励起される擾乱が地形性ロスビー波として南西方向へ伝播し、台湾付近でエネルギーが散逸することで黒潮の流速の強化と流路の変化を起こすことを数値モデルにより示した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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