研究領域 | 霊長類発生学研究の基盤構築 |
研究課題/領域番号 |
20H05764
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター (2022) 公益財団法人実験動物中央研究所 (2020-2021) |
研究代表者 |
渡部 聡朗 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 専門職 (40715405)
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研究期間 (年度) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
38,090千円 (直接経費: 29,300千円、間接経費: 8,790千円)
2022年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2021年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2020年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
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キーワード | マーモセット / 生殖細胞 / 始原生殖細胞様細胞 / mRNA transfection / iPS細胞 / 分化誘導 / 生殖細胞発生 / 精子形成 / 生殖細胞移植 / 霊長類 / 免疫不全マウス / セルトリ細胞 / 生殖工学 / DNA メチル化 / 自家移植 / 遺伝子改変動物 / 配偶子形成 / 始原生殖細胞 / 遺伝子改変 |
研究開始時の研究の概要 |
遺伝子改変霊長類作製で現在行われている受精卵ベースの方法は、多大なコストや複雑な遺伝子改変を持つ動物を作ることは難しいといった課題を持つ。これを克服するためには、細胞ベースの作製法を霊長類でも開発する必要がある。本研究ではiPS細胞から作製した始原生殖様細胞(PGCLC)を利用して遺伝子改変マーモセット作製を目指す。まず、マーモセットの生殖細胞発生過程理解するために、発発生過程の生殖巣を用いてシングルセルRNA-seq解析を行う。次にPGCLCから卵子およ精子を作製する系を遺伝子過剰発現、自家移植、免疫不全マウスへの他家移植ならびに再構成卵巣・精巣作製等の技術を用いて実現を目指す。
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研究成果の概要 |
霊長類生殖細胞発生を研究するために、(遺伝子改変を行った)iPS細胞やES細胞から始原生殖細胞様細胞(PGCLC)を誘導して、そこから生殖細胞発生を進める系を開発した。マウスの幼児生殖巣体細胞とマーモセットPGCLCから異種間再構成精巣を作製して、その再構成精巣をマウスの腎被膜下に他種移植を行い生育させることで、マーモセットPGCLCを前精原細胞まで発生を進めることに成功した。また、マーモセットの新生児精巣とPGCLCをマーモセット腎被膜下へ自家移植し、PGCLCを前精原細胞まで発生させる方法も開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した技術は、細胞ベースの遺伝子改変マーモセット作製技術を確立していくための基盤となる。また、マーモセット(霊長類)の初期生殖細胞発生系を研究するための実験系として役立つ。
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