研究領域 | 死の脳内表象:「死」はどのように認識されるのか? |
研究課題/領域番号 |
21H05142
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 英明 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (80805961)
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研究期間 (年度) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
32,760千円 (直接経費: 25,200千円、間接経費: 7,560千円)
2023年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2022年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2021年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
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キーワード | GPCR / 神経調節因子 / クライオ電子顕微鏡 / 構造生物学 / タンパク質工学 / 神経科学 / 膜タンパク質 / ツール開発 / センサー |
研究開始時の研究の概要 |
神経終末より分泌された神経調節因子は、シナプス後細胞にて発現しているGPCRに受容され、神経細胞の興奮性を調節する。脳の複雑な機能を理解するためには神経調節因子による神経機能の制御を詳細に理解することが不可欠だが、こうした制御機構の理解を困難にしている要因の一つに神経調節因子と受容体の対応関係の問題がある。本研究ではクライオ電子顕微鏡法を駆使してGPCRによる神経調節因子認識の構造基盤を解明し、その構造情報を利用することで、神経調節因子の分泌、あるいはGPCRの活性化を可視化するツールの開発・改良を目指す。
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研究成果の概要 |
脳の複雑な機能を理解するためには神経調節因子による神経機能の制御を詳細に理解することが不可欠だが、こうした制御機構の理解を困難にしている要因の一つに神経調節因子と受容体の対応関係の問題がある。この問題を紐解くために必要な分子ツールの開発を、本研究の目的として掲げた。研究期間中にcryo-EMを用いた神経調節因子受容体の構造解析に成功し、同受容体による神経調節因子認識の構造基盤を解明することができた。さらに、神経調節因子クロス トークの謎を紐解くための分子ツール、神経調節因子の分泌可視化ツール、本学術領域に属する他研究班の研究を強力に推進するための、新規光遺伝学ツール開発に成功している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した分子ツールは、今後自閉症などの神経疾患の病態メカニズムを解明するための助けとなり得る他、受容体の構造情報は低分子薬の開発に繋がる可能性が期待される。
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