計画研究
学術変革領域研究(A)
超分子構造は、励起子の長距離輸送など、構造に特有の性質を示すことから注目されている。この超分子構造をさらに階層的に集積した「メゾヒエラルキー構造」においては、全く新しい光機能や特性が期待される。本研究では、超微弱光を検出可能な単一分子分光と原子間力顕微鏡を組み合わせた高度な顕微分光技術を駆使することにより、超分子構造からメゾヒエラルキー構造までの様々なスケールでの新規機能を精査する。最終目標は、メゾヒエラルキー構造における一重項および三重項励起子の長距離輸送を決定するキーファクターを解明し、それを完全に制御することである。