計画研究
学術変革領域研究(A)
タンパク質恒常性の破綻は老化において普遍的に観察され、プロテアソームの加齢依存性機能低下の関与が知られる。しかし、その結果としてどのようなタンパク質動態変化が生じ、臓器の機能低下や個体老化に影響を及ぼしているのか不明である。また、老化細胞においてプロテアソームはどのようなタンパク質を分解し、表現型に役割を果たしているのか、ほとんど知られていない。本研究では、老化細胞におけるプロテアソームによるタンパク質分解の役割の解明、加齢依存性プロテアソーム機能低下によるタンパク質寿命動態変動の解析とその病態生理的意義の解明、老化に関与するタンパク質の寿命を自在に操るケミカルツールの開発を目指す。