計画研究
学術変革領域研究(A)
「分岐型ユビキチン鎖(分岐鎖)」はタンパク質寿命制御の鍵となる新たなユビキチンコードである。そこで本研究は分岐鎖形成因子とそのタンパク質寿命制御における役割を明らかにし、ユビキチンコードによるタンパク質寿命制御の一端を解明する。1.分岐鎖形成酵素によるタンパク質寿命制御機構:代表者が見出してきた分岐鎖形成酵素の標的タンパク質群を、網羅的なタンパク質寿命計測法により同定する。2.ユビキチンリガーゼの寿命制御機構:K63鎖から分岐鎖へのコード「変換」機構と生物学的意義を明らかにする。3.タンパク質寿命を調節するシグナル伝達系:シグナル伝達経路によってタンパク質寿命が調節を受ける分子機構を解明する。