ECMメモリーが制御する腫瘍微小環境ダイナミクス

• 研究領域: 細胞外情報を統御するマルチモーダルECM
• 研究課題/領域番号: 23H04931
• 研究種目: 学術変革領域研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
• 研究機関: 福井大学
• 研究代表者: 木戸屋 浩康 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (00543886)
• 研究分担者: 村松 史隆 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (90803627)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 89,310千円 (直接経費: 68,700千円、間接経費: 20,610千円); 2025年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円); 2024年度: 15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円); 2023年度: 26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
• キーワード: がん微小環境 / 腫瘍血管 / 生体内イメージング / 細胞外基質 / がん治療

研究開始時の研究の概要

本研究では、血管を構成して被覆する細胞外マトリックス(ECM sleeve)に注目し組織微小環境における役割の解明に挑む。特に、がん組織においてはECM sleeveが腫瘍増殖の起点となることが明らかになりつつある。そこで本研究では、ECM sleeveのダイナミクスが多細胞間相互作用に及ぼす影響を解析し、さらにECM sleeveを操作することでがんの進展への関与を明らかにする。これらの解析から記憶媒体(メモリー)というECMの未知なる役割を明らかにする。