研究領域 | ディストピア倫理学:自己の境界を不確定にする未来テクノロジーに向けて |
研究課題/領域番号 |
24H00815
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅰ)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
出口 康夫 京都大学, 文学研究科, 教授 (20314073)
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研究分担者 |
大西 琢朗 京都大学, 文学研究科, 特定准教授 (50773529)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2024年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 集合的自己 / ディストピア / 自由 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「テクノロジー受容かディストピアか」というジレンマを回避しうるポスト近代的自己観を構築する。具体的には、自己=自律的・自足的個人と考える近代的自己観、さらにはその自己観に基づく技術の倫理基準を一旦、非自明視し、新たな集合的自己観(Self-as-We)、ひいてはそれに基づく新たな自由観や技術倫理の構築を志向する。さらに、思考・意識・行為の受動者(ペーシェント)としての「わたし」という個人観(I-as-me)の主張可能性を探索する。これら2つの視座を交叉させ、検討対象であるエマージングテクノロジーの「自己境界侵襲性」の内実を再検討することで、ジレンマ脱出の概念的道筋をつける。
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