計画研究
学術変革領域研究(B)
本研究の学術的問いは、『14族ナノシートを机上の空論で終わらせないこと』である。すなわち、グラフェンを凌駕するキャリア移動度などの14族ナノシートに対する理論的予測を実験的に検証する事である。そして14族ナノシートの優れた物性をいかにしてデバイスの機能として最大限に引き出すのかという問題に取り組む。これまでに代表者が先行研究によって確立してきた絶縁膜上への2次元材料微細デバイス作製技術を基に14族ナノシートに適したデバイスプロセスを構築し、キャリア輸送特性や界面現象といったデバイス物理に関する基礎的な知見を得る。得られた知見から14族ナノシートを用いたCMOS回路の動作実証へと応用展開する。