計画研究
学術変革領域研究(A)
本研究では二光子神経伝達物質イメージングと3D電顕を併用して発達過程を追跡し、自発神経活動の波がどのような時空間パターンでシナプスや樹状突起を活性化するのか、自発神経活動の波が阻害されると網膜の動き検出回路のどの部分が破綻するのか明らかにする。本研究では、動き検出回路の機能創発プロセスを3つの過程に分け、その各過程が自発神経活動の時空間パターンによってどのように作られるのかを検証する。実験データを基に数理モデルを構築し、この検証のために伝搬パターンの光遺伝学操作実験を行う。実験と理論を密に融合することで、動き検出機構を創発するための分子的および活動依存的な法則を見出す。