研究領域 | 新興国の政治と経済発展の相互作用パターンの解明 |
研究課題/領域番号 |
25101002
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
園部 哲史 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (70254133)
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研究分担者 |
松本 朋哉 小樽商科大学, 商学部, 教授 (80420305)
木島 陽子 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (70401718)
山内 慎子 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (50583374)
大塚 啓二郎 神戸大学, 社会システムイノベーションセンター, 特命教授 (50145653)
Munro Alistair (MUNRO Alistair) 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (10515654)
Estudillo J P (ESTUDILLO J P) 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (90456343)
LITSCHIG Stephan 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (60811304)
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研究協力者 |
加治佐 敬
高橋 和志
ションチョイ アブ
真野 裕吉
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研究期間 (年度) |
2013-06-28 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
201,370千円 (直接経費: 154,900千円、間接経費: 46,470千円)
2017年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
2016年度: 46,800千円 (直接経費: 36,000千円、間接経費: 10,800千円)
2015年度: 43,420千円 (直接経費: 33,400千円、間接経費: 10,020千円)
2014年度: 45,110千円 (直接経費: 34,700千円、間接経費: 10,410千円)
2013年度: 43,680千円 (直接経費: 33,600千円、間接経費: 10,080千円)
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キーワード | 新興国 / 政策研究 / 経済政策 / 開発経済学 / 政治学 / インフラ / 土地制度 / 教育 / 政治 / 経済 / ミクロ実証 / 経済発展 / 中所得の罠 / 中所得国の罠 / 開発国家 |
研究成果の概要 |
新興国経済の持続的発展に重要なインフラ建設、土地制度改革、技術導入、教育改革が進展するか否かは、行政能力によって大きく左右される。しかし、これまでの経済政策のインパクト評価にはこの視点が欠けていた。我々はその点を踏まえてこれらの政策課題の実証研究を行い、新しい手法を開拓した。研究成果は、多数の論文の国際学術誌への掲載と国際学会での報告として公表した。2018年度への予算の繰越を認めていただき、Springer Nature社からオープンアクセス書籍として刊行できた4冊の英文書籍にも研究成果を収めた。2019年2月の刊行以来、そのダウンロード数は同年6月15日までですでに5万3千回に上っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
かつて経済学者は数式モデルを使い、理論的に経済政策の効果を予想して政策提言をしていた。最近は小規模な社会実験を行って、政策の有効性を確かめてから提言をするようになってきた。しかし政策を実際に施行しようとすれば、実験では考慮されていなかった行政上、政治上のさまざまな泥臭い問題が生じる。とくに新興国では行政能力も民間企業の能力もまだ不足しているうえに、民主的なルールや手続きが未整備であるので、先進国であれば成功裡に施行できたであろう政策が失敗に終わることが少なくない。本研究プロジェクトはこの問題に初めて本格的に向き合い、新興国の経済成長と政治の安定や、先進国の援助政策の策定に資する知見を得た。
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