止血異常症・血栓症に対する精密高分子を用いた治療方法の創出

• 研究領域: 精密高分子のデータ・進化工学による次世代医薬創出
• 研究課題/領域番号: 25H01287
• 研究種目: 学術変革領域研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅱ)
• 研究機関: 奈良県立医科大学
• 研究代表者: 嶋 緑倫 奈良県立医科大学, 医学部, 副学長 (30162663)
• 研究分担者: 野上 恵嗣 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (50326328) ; 辰巳 公平 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (70555432) ; 坂田 飛鳥 奈良県立医科大学, 医学部, 助教(共同研究講座) (90528457)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 63,050千円 (直接経費: 48,500千円、間接経費: 14,550千円); 2025年度: 16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
• キーワード: 止血異常症 / 血栓症 / 止血薬 / 抗血栓薬

研究開始時の研究の概要

出血症状を呈する止血異常症や血栓症に対する治療法として、従来は低分子化合物やタンパク質製剤が一般的に使用されてきたが、止血異常症においては正常な止血機能を十分に回復できず、血栓症においては血栓抑制能力に限界があり出血リスクの副作用も問題となっている。
本研究では、標的特異性、中和可能性、半減期の調整性などの高機能を有する精密高分子、アプタマー、糖鎖、人工抗体などの新規モダリティーのライブラリーをスクリーニングし、他研究班との連携を通じて創薬分子の設計・検証を行い、新規の止血薬・抗血栓薬の開発を目指す。