計画研究
学術変革領域研究(A)
生体は酸化ストレス、低酸素、pH変化といった多様な環境ストレスにさらされており、それらを感知して適切に応答する機構なくして恒常性は維持できない。特に、生命が二酸化炭素(水に溶けると炭“酸”)を固定して有機物を構成するという根本的な性質から、pH変化は不可避なストレスであり、極めて本質的である。しかし他のストレスに比べて、pH感知・応答機構の理解は著しく遅れており、pH誘導型転写因子が未同定であることがその大きな要因である。本研究では、pH応答性転写因子の候補群について分子実体の決定と機能解析を行い、さらに組織集積型の機能性pHプローブを開発することで、pH応答生物学の基盤を築くことを目指す。