対話における心情理解のためのメタ対話基盤モデル

• 研究領域: 心情認知学：ダイナミックなこころの機微を理解し寄り添う社会の創成
• 研究課題/領域番号: 25H01382
• 研究種目: 学術変革領域研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅰ)
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 井上 昂治 京都大学, 情報学研究科, 助教 (10838684)
• 研究分担者: 下西 慶 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (90809154) ; 坂井田 瑠衣 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (90815763) ; 稲葉 通将 電気通信大学, 人工知能先端研究センター, 准教授 (10636202) ; 臼田 泰如 静岡理工科大学, 情報学部, 准教授 (80780501)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 32,890千円 (直接経費: 25,300千円、間接経費: 7,590千円); 2025年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
• キーワード: メタ対話 / 心情 / 感情認識 / 会話分析 / 対話システム

研究開始時の研究の概要

本研究では、人間同士の対話とそれを振り返るメタ対話を収集し、多様な心情を正確に捉えるアノテーション手法およびデータセット構築を試みる。情報学の立場から、自然言語処理、マルチモーダルインタラクション、会話分析を融合し、心情理解のための研究基盤を確立する。収集した対話データを分析し、沈黙や表情などの非言語的手がかりを大規模言語モデルと統合的にモデル化することで、心情および対話理解の精度を高め、グリーフケアなどの社会的応用に貢献し、対話システムの可能性を拓く。