スマートナノ粒子プラズモン共鳴スペクトルの一粒子計測

• 研究領域: スマートナノ粒子の光科学
• 研究課題/領域番号: 25H01395
• 研究種目: 学術変革領域研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅱ)
• 研究機関: 分子科学研究所
• 研究代表者: 西田 純 分子科学研究所, メゾスコピック計測研究センター, 助教 (10907687)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 52,130千円 (直接経費: 40,100千円、間接経費: 12,030千円); 2025年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
• キーワード: 金属ナノ粒子 / 局在表面プラズモン共鳴 / 近接場光顕微鏡 / 近赤外分光 / 単一粒子計測

研究開始時の研究の概要

極端なアスペクト比を有する金ナノロッドは小サイズでも近赤外領域にプラズモン共鳴を持ち、近赤外光の透過性・非侵襲性を生かした生体応用が期待される。一方、アンサンブル平均で観測される共鳴は大きな線幅を有し、そのメカニズムの理解が光学応用に不可欠である。本研究では、近赤外近接場光顕微鏡を開発し、単一ナノロッドのプラズモン共鳴スペクトルを測定する。形状や配置が制御された試料を用いて、構造・相互作用・局所応答との相関を明らかにする。得られた知見は精密合成の指針となるだけでなく、生体計測で得られるデータの解釈や高度なスマートナノ粒子設計にも貢献する。