研究領域 | 古代アメリカの比較文明論 |
研究課題/領域番号 |
26101004
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
坂井 正人 山形大学, 人文社会科学部, 教授 (50292397)
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研究分担者 |
本多 薫 山形大学, 人文社会科学部, 教授 (90312719)
伊藤 晶文 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (40381149)
松本 雄一 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (90644550)
山本 睦 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (50648657)
瀧上 舞 山形大学, 人文社会科学部, 学術研究員 (50720942)
松井 敏也 筑波大学, 芸術系, 教授 (60306074)
千葉 清史 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (60646090)
本多 明生 静岡理工科大学, 情報学部, 准教授 (80433564)
江田 真毅 北海道大学, 総合博物館, 講師 (60452546)
渡辺 洋一 山形大学, 人文学部, 教授 (10137490)
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研究協力者 |
阿子島 功
米田 穣
渡辺 洋一
門間 政亮
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研究期間 (年度) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
131,820千円 (直接経費: 101,400千円、間接経費: 30,420千円)
2018年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2017年度: 15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2016年度: 16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2015年度: 60,320千円 (直接経費: 46,400千円、間接経費: 13,920千円)
2014年度: 23,140千円 (直接経費: 17,800千円、間接経費: 5,340千円)
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キーワード | ナスカ / 地上絵 / 世界遺産 / アンデス文明 / 学際研究 / 村落遺跡 / 社会動態 / 学際的研究 / ペルー |
研究成果の概要 |
本研究では、世界遺産ナスカの地上絵が描かれているペルー南海岸ナスカ台地で現地調査を実施した。その結果、新たな動物の地上絵を約90点発見するとともに、約1000点の地上絵の分布および利用年代を明らかにした。さらに、動物の地上絵は移動ルート上の道標であったが、後に儀礼場としての役割を担ったことを学際的な研究によって明らかにした。また地上絵を保護・保存するために、オリジナルの地上絵を残した状態で、可視性の高い地上絵を実現する方法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、ナスカの地上絵の分布と時期を把握するだけでなく、それぞれの地上絵の利用目的を解明することができた点である。また地上絵を支えた社会の展開を1500年以上にわたって解明するとともに、それを先史アンデス社会の展開のなかに位置づけることができた点を挙げることができる。本研究の社会的意義は、ナスカの地上絵の保護活動に寄与できた点である。ペルー文化省と地上絵の保護に関する特別協定を締結した上で、本研究で発見した42点の動物の地上絵を保護するために、現地に遺跡公園を設立・公開した。
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