計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
本研究は、バイオ材料に対する2つの方法論、蛍光X線ホログラフィーとX線1分子追跡法を発展させることを目的とした。X線1分子追跡法では、ジスルフィド結合(S-S)を標的にした分子標識法により金ナノ結晶標識を実現し、3次元分子動態計測をマイクロ秒時分割で成功させ、膜タンパク質分子の新規動態計測に成功した。また、無標識による全く新しい動態計測法を提案した。蛍光X線ホログラフィーでは、ヘモグロビンやミオグロビンを通してタンパク質分子の重元素周囲3Dサイト構造決定に、世界で初めて蛍光X線ホログラフィーを適応し実測した。最終目標である光合成主要蛋白質群 PSIIの基礎データもすべて測定できた。
生命科学の分野に日本発の2つの新しい計測手法を確立させることができた。それらの新計測方法で、今まで得られなかった注目元素の価数評価や3次元レベルの分子内部動態評価が可能になった。これらを軸に新しいタンパク質科学を発展させていく。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 4件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 9件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 6件) 図書 (2件) 産業財産権 (1件)
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