研究領域 | 酸素を基軸とする生命の新たな統合的理解 |
研究課題/領域番号 |
26111004
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
森 泰生 京都大学, 工学研究科, 教授 (80212265)
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研究分担者 |
矢部 大介 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (60378643)
長嶋 一昭 京都大学, 医学研究科, 講師 (40324628)
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研究協力者 |
永松 剛
田久保 圭誉
森 誠之
黒川 竜紀
坂口 怜子
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研究期間 (年度) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
112,840千円 (直接経費: 86,800千円、間接経費: 26,040千円)
2018年度: 26,520千円 (直接経費: 20,400千円、間接経費: 6,120千円)
2017年度: 26,520千円 (直接経費: 20,400千円、間接経費: 6,120千円)
2016年度: 25,090千円 (直接経費: 19,300千円、間接経費: 5,790千円)
2015年度: 21,320千円 (直接経費: 16,400千円、間接経費: 4,920千円)
2014年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
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キーワード | 酸素 / 活性酸素種 / 細胞シグナル / イメージング / 低酸素 / イオンチャネル / 酸素受容 / アストロサイト / 神経系 / ハイポキシア / チャネル / 酸素受容器 / TRPチャネル / カルシウム / 一酸化窒素 / 生理学 / 活性酸素 |
研究成果の概要 |
生体内における低酸素環境の形成・感知・適応の基盤となる機構、及びその意義の解明を目指し、哺乳動物の個体中に遍在する急性(acute)の低酸素応答が、酸素センサーTRPA1チャネルを介して神経性呼吸調節システムにおいてどのように統合されるかを解明した。また、生体内酸素環境の可視化手法を確立を目指し、酸素、ROS、エネルギー産生の検知プローブに2光子顕微鏡イメージング等を組み合わせた検出法を、強力な領域内連携により開発した。さらに、より生理的な生命現象へと研究を展開し、酸素環境がどのようにシグナル経路・遺伝子転写活性化に影響を与え、生命現象を惹起するかを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸素センサー細胞・分子の同定を中心に、生体内低酸素環境の形成・感知・適応の基盤となる機構、及びその意義の理解を前進させることができた。また、酸素生物学分野は大きく変化、拡大しており、研究者間の相互連携が取りにくい分散的状況にあったが、本研究を含む領域の活動により、この解決に向けた大きな一歩を踏み出すことができた。本成果は異分野の世界的な統合・再構築は、日本の学術レベルと世界におけるプレゼンスの向上・強化に貢献した。さらに、基礎生物学、医科学、薬学、農学を含めた幅広い分野に関係し、臨床医学、医工学、食品・発酵化、環境科学やケミカルバイオロジーといった学際・応用分野の発展にも結び付いた。
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