研究領域 | 行動適応を担う脳神経回路の機能シフト機構 |
研究課題/領域番号 |
26112010
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 広島大学 (2015-2018) 東京医科歯科大学 (2014) |
研究代表者 |
相澤 秀紀 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 教授 (80391837)
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研究分担者 |
相田 知海 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 准教授 (50540481)
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研究協力者 |
田中 光一
崔 万鵬
伊藤 日加瑠
Kasaragod Deepa Kamath
野崎 香菜子
中野 高志
齊木 愛希子
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研究期間 (年度) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
109,200千円 (直接経費: 84,000千円、間接経費: 25,200千円)
2018年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2017年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2016年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
2015年度: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2014年度: 33,410千円 (直接経費: 25,700千円、間接経費: 7,710千円)
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キーワード | ストレス / ドーパミン / モノアミン / 手綱核 / 線条体 / ゲノム編集 / セロトニン / うつ病 / 機能シフト / 回路シフト / ボルタンメトリ |
研究成果の概要 |
本研究では、環境の変化に応じて同一個体が示すストレス対処行動の背景にあるドーパミン神経系の役割に注目した。研究成果は以下の3点にまとめられる。1)脳の微小領域である手綱核は中脳ドーパミン神経系を抑制的に制御し、その病的活性化がストレス下におけるマウス行動を受動的対処へとシフトさせた。2)ドーパミン神経伝達を脳局所で阻害する遺伝子改変法を新規に開発し、同方法により腹側線条体でのドーパミン神経伝達がストレス対処行動を制御する事を明らかにした。これらの研究成果はJournal of Neuroscience誌などへ発表した他、プレス発表を通して発信した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストレス下における動物の行動選択は個体の生存を左右する重大な意思決定であるにも関わらず、その神経機構については未だ不明な点が多く残されている。ストレス対処に関わる神経伝達物質ドーパミンおよびその代謝に関わる分子や脳領域を新たに同定した本研究成果は、ストレスの影響下にある精神疾患の病態解明や災害時におけるストレス関連傷害の予防へ向けた治療戦略を考える上で重要な示唆を与えると考えられる。また、本研究は新学術領域研究「行動適応を担う脳神経回路の機能シフト機構」の計画研究として行われ、ストレス時の脳障害や回復機構を明らかにした点で新たな学術領域の創造に貢献した
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