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金属のアノード酸化における応力発生に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 00F00132
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 材料加工・処理
研究機関北海道大学

研究代表者

瀬尾 眞浩  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授

研究分担者 KIM Joong‐Do  北海道大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
KIM J.  
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードベンディングビーム法 / 応力発生 / ニッケル薄膜 / アノード酸化皮膜 / 圧縮応力 / 引張応力 / 水素吸収 / 皮膜の変質
研究概要

(1)pH8.4ホウ酸塩水溶液中、動電位法でニッケル薄膜をアノード酸化し、その時発生する応力変化をベンディングビーム法を用いて測定した。薄いアノード酸化皮膜が成長する不働態領域および比較的厚いアノード酸化皮膜が成長する過不働態領域いずれにおいても、アノード酸化皮膜に引張り応力が発生した。引張り応力の発生は、アノード酸化皮膜の成長が主に、金属イオンの移動によることを示唆した。
(2)ニツケル皮膜をアノード酸化後、動電位あるいは電位ステップによりカソード分極すると、応力は圧縮方向に変化した。さらに、電位ステップをアノード方向およびカソード方向に繰り返すと、可逆的な引張方向と圧縮方向の応力変動が生じた。
(3)このことから、アノード方向とカソード方向の繰り返し電位ステップによりアノード酸化皮膜からの水素の脱離と皮膜中への水素吸収が繰り返され、皮膜の収縮と膨張により応力変動の起きることを明らかにした。
(4)アノード方向の電位ステップにより流れる電気量から、皮膜に吸収される水素量を求め、さらに皮膜中のニッケルと水素の比率と応力変動との関係を調べたところ、両者に良い直線関係のあることを見出した。また、前年度に行った、チタンアノード酸化皮膜の水素吸収および脱着による応力変動と比較したところ、ニッケルアノード酸化皮膜の方が、単位水素当たりの応力変動の大きいことが判明した。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Joong-Do, Kim: "Changes in Stress of Anodic Oxide Film on Ni by Potential Steps"材料と環境 2002講演集. 241-244 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2024-03-26  

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