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タンパク質リン酸化による精子運動の分子制御機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 00F00179
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 動物生理・代謝
研究機関東北大学

研究代表者

稲葉 一男  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授

研究分担者 PADMA K. P.  東北大学, 大学院・理学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードホヤ / ダイニン / 精子 / 軸糸 / プロテインキナーゼ / 鞭毛 / タンパク質リン酸化 / プロテインホスファターゼ
研究概要

本研究では,精子運動の分子調節機構を解明するために、原索動物カタユウレイボヤを用いて、特に(1)運動調節に必須な内腕中間鎖の同定とその機能解明、及び(2)新規カルシウム結合蛋白質の同定と軸糸内局在/機能の解析を行った。
まず、内腕中間鎖については、クラミドモナス中間鎖IC140と相同性を示すものをホヤ精巣ESTデータベースから検索し、RACEによる全長cDNA配列の決定、発現蛋白質に対する抗体の作製、局在の決定、運動活性化前後における変化について調べた。その結果、ホヤ精子軸糸の中間鎖は、クラミドモナスよりもサイズの小さい116kDaであり、同様に内腕に局在することが明らかになった。また、二次元電気泳動による解析の結果、精子活性化物質SAAFの添加により精子が活性化される際に116kDa中間鎖が脱リン酸化されることが明らかになった。
一方、抗軸糸血清を用いた精巣cDNAライブラリーのイムノスクリーニングにより、カルシニューリンBサブユニットと相同性を持つ新規の25kDaカルシウム結合蛋白質のクローンを複数単離することができた。抗体を用いた実験の結果、この蛋白質は軸糸から0.6M KCl抽出で可溶化されることがわかった。さらに、免疫電顕により、軸糸の外腕付近に局在することがわかった。0.6M KCl抽出画分をゲル濾過により分離すると25kDaカルシウム結合蛋白質は複合体として単離されてきた。二価性架橋試薬EDCを用いた架橋実験により、25kDaカルシウム結合蛋白質が、45kDaの蛋白質と複合体を作っていることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Inaba, K.: "EST analysis of gene expression in testis of the..."Mol. Reprod. Develop.. 62. 431-445 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Padma, P.: "Identification of a novel leucine-rich repeat protein.."Mol. Biol. Cell. 14(in press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2024-03-26  

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