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イスラムの隊商都市と日本の宿場町の旅行文化にみる建築・都市の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 00F00265
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 建築史・意匠
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

日向 進  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授

研究分担者 MUHAMMAD Subhi Kudaimi  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 外国人特別研究員
KUDAIMI M. S.  
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード隊商都市 / 宿場町
研究概要

イスラムの隊商都市
1.旅行の目的
政治的、経済的、社会、管理上、かつ宗教であった。
2.金融制度
駅は個人(waqf)の寄付に依存するユニークな金融制度によって構築され維持されていた。(waqf)はイスラム教に従ったお布施の形で集められていた。それは、金銭だけでなく物品でも支払い可能な金融形態であった。
3.位置および建築計画
各ステーション間の距離は1日で移動可能な距離(25〜30Km)であった。位置は主に飲料水のある場所や川に計画されていた。旅の運搬手段はラクダ、馬、およびロバであり、カートはイスラムルートでは輸送のために使用されなかった。山岳地帯の山ステーションは建築計画が規模や設備面で平地のものとは異なっていた。シリアの平坦な地形に位置する典型的なステーションでは、平面計画が長方形か正方形構造で展開されており2つのメイン部分から構成されていた。1)プールを囲む高い屋根に覆われた回廊 2)小さなホールを要する低い屋根
日本の宿場町
1.旅行の目的
政治、宗教、社交であった。
2.宿場町位置および管理上のシステム
徳川将軍職は街道交差の中心を江戸の日本橋に置き、五街道を集中管理した。幕府は街道に沿った旅行のきつい規則を発布した。宿場の置かれる場所としては、山、山道、道交差および城下町、寺町、市場、港町が多く、それらはおよそ等しい距離間隔で設置されていた。
3.宿場町の構成
異なった各宿場の施設の様相は二つの理由によって展開されていた。第一のものは大名行列であり、第二のものは異なる社会的地位に属する旅行者を泊めることであった。すべての宿場は異なる社会クラスを迎えるべき種類の下宿屋を持っていた。本陣は大名のために公式に存在していた。また従者や脇兵のための脇本陣、普通の旅行者のための旅籠があった。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2024-03-26  

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