研究課題/領域番号 |
00F00931
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
植物生理
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
和田 正三 (2002) 東京都立大学, 理学研究科, 教授
和田正三 マサミツ (2001)
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研究分担者 |
CHRISTENSEN Steen 東京都立大学, 理学研究科, 外国人特別研究員
CHRISTENSEN S.
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | フィトクロム / イチョウ / シロイヌナズナ / 機能回復 / ホウライシダ / フィトクロム3 |
研究概要 |
被子植物の5種類のフィトクロムがどのように進化してきたかを知るために、まずどのフィトクロムが祖先型に近いかを知る必要があり、イチョウのフィトクロムの作用に関して生理学的解析を行った。その結果、イチョウのフィトクロムは被子植物とはいろいろと性質の違った反応をすることが分かった。またシダ植物のフィトクロムを主にゼンマイから単離し、その構造の解析を行った。得られたフィトクロム二種類はそのアミノ酸配列から、種子植物のフィトクロムBに近いことが明らかになった。ホウライシダフィトクロム3は非常に特異な構造をしており、その発生に関しても情報を得るために、ゼンマイのフィトクロム3の単離を試みたが、確認できなかった。同じ研究室の研究者による解析からもゼンマイなどの原始的シダにはフィトクロム3は見つかっていないことから、ゼンマイにはフィトクロム3は存在しないと考えられた。シロイヌナズナのフィトクロムAとフィトクロムBの作用を解析するために、それぞれのN末端側と、C末端側を交換した遺伝子コンストラクトを作成し、phyA,phyBの二重突然変異体に導入し、その変異体を作成した。現在これらの変異体は生育中であり、今後この変異体を使って、現象の解析を行う。
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