• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

衛星および地上からの偏光測光観測に基づく広域エアロゾル分布の導出と検証

研究課題

研究課題/領域番号 00J00810
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 環境動態解析
研究機関近畿大学

研究代表者

岡田 靖彦  近畿大学, 総合理工学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード大気エアロゾル / 光学的厚さ / 沿岸濁水域 / 流跡線解析 / 人為起源エアロゾル / 海色センサ / 大気補正処理 / 洋上観測
研究概要

本年度は昨年度より継続している沿岸域のエアロゾル特性導出手法改良に取り組んだ。昨年度の段階において開発したエアロゾル特性導出アルゴリズムに関して、「雲データの識別不良」および「光学的厚さ導出結呆の検証」という二つの課題が残されていた。本年度では、まず、沿岸域における雲データの識別不良を改良すべく、外洋域上空で観測される雲の観測輝度値の波長変化および、沿岸濁水の波長特性を考慮することにより、雲および沿岸濁水域の識別手法を開発した。結果は現在Geophysical Research Letterにて出版許可されている。
従来の雲識別手法を改良することにより、沿岸域における大気微粒子エアロゾルの光学的厚さ導出精度をあげることができた。しかしながら、現在導出が行われているエアロゾル特性の検証が必要となる。検証手段として本年度においては、流跡線解析モデルHYSPLIT4(NOAA/Air Resource Laboratory開発)を用いることにより、エアロゾルの光学的厚さ導出結果の検証を行った。検証に用いた沿岸域データは昨年度の研究対象領域であるインド西岸カンベイ湾にとどまらず、インド東部ベンガル湾、ミャンマー南部マルタバン湾のデータも用いた。結果として、流跡線解析による粒子の輸送経路は提案手法により導出されたエアロゾルの光学的厚さの分布特徴によい一致を示し、本研究により開発された提案手法の検証がなされた。
また、衛星データを用いたエアロゾル解析に平行して、11乍年度12月に観測をおこなった西部熱帯太平洋域でのエアロゾル観測データの解析を続けた。現地にて行った衛星同期観測結果から衛星導出エアロゾル特性の検証を行い、また、一方で船上観測データ解析結果より、現地特有のエアロゾルの光学特性が得られた。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 向井 苑生, 佐野 到, 岡田 靖彦, 香西 克俊, 石田 廣史: "赤道域太平洋エアロゾルの光学的特性:みらい観測と光散乱シミュレーションから"海と空. 78・3. 95-100 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Okada, S.Mukai, I.Sano: "A New Algorithm to retrieve aerosol over the Gulf of Cambay in India"Journal of Indian Society of Remote Sensing. 30,1&2. 81-86 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Okada, S.Mukai, I.Sano: "A Retrieval Method of Aerosol parameters over turbid water"Proc. IEEE/IGARSS. 5. 2948-2950 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 岡田 靖彦, 向井 苑生, 佐野 到: "沿岸域におけるエアロゾルの光学的厚さ導出手法の提案"日本リモートセンシング学会第33回学術講演会論文集. 179-180 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Okada, S.Mukai, I.Sano: "Modified cloud flag for SeaWiFS data over turbid water region"Geophysical Research Letter. (in press).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi